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深夜の鎮守府の指令室に響くのは粘着質な水音とこぼれる熱っぽい吐息。椅子に座る提督の性器を小さな口をいっぱいに頬張り舌で転がす。 綾波型駆逐艦、漣はその頬を自身の髪と同じくピンクに染めながら一心に奉仕をする。 「んふ…」「…ッ」 喉奥を使い涙で目を潤わせながら射精を促す 「出るぞッ」 どっぷりと放たれた白濁が漣の喉を通る。提督の性器が口から離れるがまだ出し切られなかった精液がつぅっと橋を作る。 「んく…メシマズッ!」「そりゃそうだろう、つかメシマズって…」 数か月前 本土から離れたこの泊地に漣と共に着任し、最低限の資材でやりくり、資材確保に奔走しようやく出撃できたのは着任から5日後。 艦隊と呼ぶには小さいが近海の深海棲艦を初めて倒し、初のMVPを獲得したのは漣だった。 「ご主人様。MVPのご褒美ください」 と修繕を終えた彼女の要求に 「分った。ある程度のモノなら何でも言ってくれ」 と書類整理の片手間で答えた。すると彼女は私の隣に移動し 「ん?今、なんでもって言いましたよね?」 と耳元でささやかれた。私が反応するが早いか机と私の間に入り込みすとんと向かい合う形で私の膝の上に座る。 そしてぽかんとする私の唇にちゅうと唇があてがわれる。それも触れるような可愛らしいモノでなく舌を入れ歯の隙間から此方の口内を貪るような激しいモノだった。 数十秒好き勝手に動いた彼女の舌はぴちゃという水音と共にゆっくりと離れていく 「何を…」「ご主人様…」 うつむき体を震わせ抱きついてくる。思わず抱きしめると少し震えが止まりポツリポツリと語りだした 「この体で初めて出撃して、初めて敵艦を沈めてその時は嬉しかった、です。でもふと前に沈んだ時の事思い出してそれで…次沈むのは私かもって」 何時もの軽い調子でなく小さくなった彼女。 「だから、私、ご主人様に私の全部あげたくってその…」 そう言い終わる前にギュッと抱きしめる腕を強める 「大丈夫だ、私は絶対に誰も沈めたりしない」「ご主人様ぁ…」 彼女は顔を上げる。泣きそうな、しかしそれを抑え込みニィっと笑顔を作る 「女の子に此処までさせたからには答えないとな」「…ハイ」 今度はこちらからゆっくりと唇を重ねる。 まずは唇が触れるくらいに、そして舌を唇の間に滑り込ませ歯列をなぞる。そして舌同士を絡める。 「…ふあ」「ふう、次行くぞ」 コクっと頷くのを確認してセーラー服の中に手を入れる。膨らみかけの胸にある突起を爪で弾くとぴくんと体がはねる。 こんな少女を今からめちゃくちゃにするという背徳感が段々と興奮に変わっていく。 胸を弄る右手もほどほどに左手をスカートの中に突っ込む 「ひゃぁ!」「無理だと思ったらいえよ」 止まるか分らないけどと思いながらパンツの外から幼い裂け目をなぞる。すでに濡れている為ぬるっとした感触と柔らかな肉の弾力が指に絡む 「んん…」 必死に声を抑えようと手で口を押さえているのを見てなおさら声を出させたくなる。パンツをずらし直接指で陰核を刺激する。そして中指を膣内に入れていく 「ああ!」 きつく周囲の肉が指を締め付ける。ゆっくりと動かし解していく 「ご、主人、様ぁ!」 切なげな声が荒い息遣いと共に聞こえる。そして二本目の指を入れていく。くちくちゃという水音を大きくし羞恥心をあおる。 「さて…」「ご、主人様…やっち、まうのね…?」「嫌なら止めるが」「うんん、大丈夫です」 漣の愛液で濡れたズボンのチャックを開けるとギンギンに勃ち上がった陰茎が顔を出す 「グロイですね…」「お前なぁ…」 雰囲気も何もない感想にあきれつつも漣の腰を持ち上げる 「行くぞ」「お願いします」 にち…と粘着質な音と共に陰茎が飲み込まれていく。流石に慣らしたがキツくすぐには入らない。その間に再び右手で胸と左手で陰核を刺激し、啄むようにキスをする。 半分飲み込まれたくらいで緩慢な動きで腰を動かす。段々と深く飲み込まれていく陰茎に比例し柔らかく締め付けられる快感が強くなる。 そして陰茎が全てのみ込まれたところで動きを激しくしていく。 「あっ!ご主人様ッ!コレ気持ち、いい!」「ッ…漣!」 キュウと締め付けが強くなりゴプッと溜められた精液が漣の中に放たれる 「今回も~やられてしまいましたが~」 布団にくるまりニカッと笑う漣に腕枕をしながらあいている手で頭を撫でる。初夜から数か月、体を重ねるのはまだ片手で数えるほどだが段々と慣れたようで 「?どうかしましたか?ご主人様?」「ん?いや初めての時の気弱な漣ちゃんはもう見れないのかなーってな」 そう返すとむっとしたような表情になり 「女の子は弱いところは簡単には見せないんです」 と言い返してきた。もっとも彼女を悲しませるようなことはしないつもりだが 「漣」「なんですか?」「これからもよろしくな」「ハイ!」 「しかし全然育たないですねこの胸」 折角ご主人様が揉んでくれているのにと自身の胸を見て呟く 「揉んだら大きくなるってのは迷信かもな」「いやそんなことは無いですよ」「というと?」 「だって潮っぱいは私が揉んで育てたから」「やってる事エロおやじじゃねえか」
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527 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/02/12(水) 11 08 17.82 ID pWbXPwmOこのスレでいろいろ読んでるうちに自分でも書いてみたくなったけど、文才ってどこに課金したら手に入りますか?528 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/02/12(水) 11 51 17.48 ID oj2kf4w1 527とりあえず気にせず全力で書いて投稿でいいと思うよ文章のうまい下手よりこんなネタで萌えましたドーンってのでいいんじゃない?文章下手だから偉そうに言えないけど個人的にやるといい作品になるんじゃないかなーと思ってる作業・艦娘の言動や史実から性格や人間関係などを考察(誰にどういう感情抱いて接してるかとか性格や考え方などプロファイリングすると意外と楽しいw)・ついでに提督や舞台背景も考える(テレビCMの登場人物ですら名前や経歴があるらしいw某腹痛薬のCMだと「おなか」さんとねw)・こうすると楽しい!萌える!エロイ!など何を表現したいのか的を絞ってみる。というか妄想する(シチュエーション次第では小ネタでも妄想膨らんで楽しいw)・全文書いた後それぞれの登場人物になった気持ちで何度も読み直す(分かりづらかいとか、こうするとより伝わってせつないかも!みたいなことを結構思いつく)・慣れてきたら「地の文」の表現方法を試行錯誤してみる(官能小説とか地の文だけでおっきするw)529 名前:6-632[sage] 投稿日:2014/02/12(水) 12 47 13.01 ID xQ4WoVrI 527俺は文章力より妄想(想像)力だと思う俺の文はクソでかつ、提督視線なのはその時の提督を降臨と言うか憑依させてその情景を想像し実況する書き方してる逆に言えば一発勝負で推敲も修正もしないだから誤字、脱字はしょっちゅう 実は昨日のヴェールヌイの話は響視点も想像してた だから、最後はああなった 汚い話し、エロシーン書くときは勃起させながら書いてるし シリアスなら泣きながら書いてる 提督やキャラになりきる、ロールプレイの要素が大きいと思う つまり、仕事中に思案してるって事は、仕事中にトリップしてる事を意味し… さて、午後の業務行ってくるでち 547 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/02/13(木) 19 28 35.56 ID HP+iBQsh 527SSを書くときは俺はこんな感じ。1.書きたいネタ・シチュをまず用意。(例:比叡と酒盛りやってお互いちょっと酔っ払ったところで色々ぶっちゃけていい雰囲気になりたい!)2.そのネタ・シチュを実現できるお話の大枠を設定する(例:深夜まで秋イベントの資源回復計画の残業・イベントの慰労も兼ねて週末だからと少々強引に誘うとかどうよ)3.登場人物の立ち位置設定(提督:金剛姉妹に頼りっぱなし、でも実は比叡が一番好き 比叡:秘書艦、お姉さまLOVE、でも提督への感情とは別物…このカプは滾る!)4.以上の設定でお話を脳内でスタートさせ、その様子を文章で記録。その際細部の設定も適当に作る(例:飲む酒の種類は?それはどこから手に入れた?その準備をしてる時比叡は何やってる?等々)5.推敲(比叡はこんなこと言わない!(一人称等に注意)や誤字修正等)して投下あと、抜ける濡れ場を書くスキルはまた別物だなぁ…俺は某eraいゲームのお気に入り口上を参考にして書いてるけど548 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/02/13(木) 20 42 23.14 ID c5MQbS+tキャラクターのセリフとかは他の人物とかの関係性とかでも結構変わるからなあ何でもかんでも提督とか司令官とか呼ばせりゃいいってもんでもないと思う(階級的に提督じゃないのに提督と呼ぶ人はわんさかいるけど)夫婦間での時間でさえ提督とか呼ばれたらなんだかなあ……って感じだしゲーム中だとキャラごとにプレイヤーをなんて呼ぶかは決まっているのはゲームの都合上の問題だろうけど549 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/02/13(木) 20 56 50.80 ID XacPMXP0 548どっかのカップル板のまとめサイトだかでみたんだけどスレ主「高校時代の彼女(後輩)と結婚したけど結婚後もずっと先輩呼びされてる」というのを見て「ああ、なんか良いなそういうの……」って思う俺がいるから人それぞれだと思うよでも、「提督」ってのは役職名だから「先輩」呼びとはちょっと趣が違うかもね551 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/02/13(木) 21 48 43.42 ID 2VooPPFm 549職場結婚して家庭内でも課長呼ばわり的な550 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/02/13(木) 21 47 36.50 ID Cogl9iaWあれこれ考えるのが苦手という人は頭の中に映像を流してそれを記述するというのも手二次創作みたいに登場人物がどういう人間か説明しなくて良い場合には比較的楽な手法595 :名無しさん@ピンキー:2014/02/18(火) 07 33 57.29 ID zs55Tv3y短編中編はインパクト勝負の所もあるので、絵になるような印象的なシーンとラストシーンの2点を先に思いつけたなら 後はそれに繋がるように設定と流れを考えていくと書き上げやすい、最近の自分の書き方はほぼそんな感じ その場合、開幕は好きに選べるけど終幕と何らかの共通点をもたせると収まり良い感じで個人的に好み なお例のシーンは五感のフル使用を意識すると割と良い感じになる模様 特に味覚と匂いの描写はなかなかの破壊力 596 :名無しさん@ピンキー:2014/02/18(火) 13 00 53.88 ID ZBciYYr2思いついたネタをメモ帳に書き連ねて、 ある程度溜まったらあれとこれを組み合わせたら話としてつながるなあ……ってなって、 最初にまず書き出すと芋づるのようにある程度までどんどんキーボードを叩ける オチが思いついたらそこを目指して書き進める まずは勢いが大事で、書き上げたあとで客観的に読み直して推敲してる 709 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 06 14 52.95 ID wO7gpcVH あと誰視点で書くのかも重要だよな 提督視点、艦娘視点、第三者視点、神(両者の心の声描写付き)の視点、それぞれが混ざるとこんがらがる 最低でも段落ごとに統一したいね ↑の例を借りさせてもらうと、明らかに提督視点で書かれているのにRJちゃんの心の声が混ざると読者が混乱する 気に入ったSSの艦娘視点ver.とかを書くと練習になると思うよ 753 :名無しさん@ピンキー:2014/02/26(水) 10 21 42.85 ID SI/X24Q4 地の文は2、3行で1行空ける 「」は前後を1行空ける 「」の前にキャラ名をつける ←省略可 例 地の文地の文地の文 地の文 地の文地の文地の文地の文 A「」 A「」 B「」 地の文 地の文 地の文
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以下、陵辱&輪姦&NTR要素注意! 繰り返す、陵辱&輪姦&NTR要素注意! 警告に該当する者は直ちに当海域を離脱せよ! ========= 「ぁうっ、うぁぁっ!? あぐっ! うぅぐぅぅっ、あぁああっっ!!」 ウラジオストクの寒い夜。 分厚い塀に隔てられた軍事施設の中で、場違いな日本語の悲鳴が谺する。 「オラオラァ! しっかり腰振らんかァ、賠償艦!」 熊のような体格のソ連将校が、ウォッカの匂いの染みついた巨体を、白く小柄な響の裸体にのし掛からせている。 「ううっ、やっ嫌っ……! ひっひぃっ、あぐぁぁあっっ!?」 無毛の幼い割れ目を、ドス赤黒い露助巨根が裂ける直前まで拡張し、容赦なくゴスゴスと切削していく。 そのたびにぶちゅ、ばぷっと下品な音を立てて漏れ出す黄ばんだ精液の量は、 すでに響の中に濃厚なソビエト産ザーメンが何度も何度もぶちまけられていることを物語っていた。 「しかしガキのくせに処女じゃないとはなー、中古艦寄越すたぁナメやがって、日本人め」 響の頭を無遠慮に掴み上げながら、もうひとりの軍人が唾を吐く。 「まあいいじゃねェか。そのぶん奴らから寝取る楽しみが実感できるってモンだ」 「違いねェ! おいヒビキとかいうの、お前のロリ穴開通式は誰にしてもらったんだ? 日本の弱っちい司令官かぁ?」 その下卑た言葉に、壊れた人形のようにされるがままだった少女の瞳に、理性の灯火が再び灯った。 「し……司令官はっ、私の司令官は……!」 鎮守府で過ごした、あの輝かしい日々。誇り高き戦いの日々。そして心を通じ合わせた最愛の提督。 体をいくら蹂躙されようと、その大切な思い出までは穢させはしないと、青銀の瞳が反抗の光を宿す。 「君たちのようなクズとは、違うっ……私を、大事にしてくれた……愛してくれた、んだ……!」 だが、一拍の沈黙を置いてそれに答えたのは、熊というより豚を思わせる不快な哄笑だった。 「ぎゃはは! なに言ってンだこいつ! ガキが色気づきやがって!」 「いいかァ、その司令官サマが軟弱だからてめーはこうして売られたんだよォッ! おらちょっと黙ってろォ!」 「……むぐぅぅっっ!? うぶぅぅぅっ!!」 頭を掴んでいた将校が、イボつきの凶悪な男根を無遠慮に突き入れて小さな口を塞ぎ、そのまま無理矢理前後する。 「ふんふんフン! おぉっほう、たまらんぜぇ、ほっそい喉マンコがチンポを締め付ける感触はよぉ~!」 「司令官サマの黄色いチンポと比べて俺のはどうよ、ってあぁ答えられねーか、Извините(すまねえな)!」 上下の穴を野太い剛直に貫かれ、体ごと激しく揺すられるストローク、愛情の欠片もない欲望まみれのピストン。 まるで幼い体を赤熱した鉄の杭で串刺しにされているような苦痛と屈辱が、酸欠状態で朦朧とした響の脳を灼いた。 「こいつら艦娘には人権なんざ無ぇからなあ! ましてや、どうぞ好きにして下さいって寄越された賠償艦だ!」 「ブッ壊しちまうまで使い込んで、老朽化で魚雷処分しましたとでも報告しときゃいいからなぁ!」 腐りきったセリフに乗せ、ちっちゃな子宮口をガンガンと手荒くノックし、口までも性器に変えていく、二本の肉凶器。 もはや響は、洋上の嵐のようなその猛威にただ翻弄され、なすすべなく未成熟な体を蹂躙されるがままだ。 「おっおおっっ! ガキマンコがいっちょまえに締めて精液ねだりやがるぜ、出るぞぉぉ、また射精してやるぞぉぉ!」 「んんっっ!? んうぅぅぅーッッ!!? んーうぅぅっっ!!」 おぞましい射精の前兆を、ぷっくりとチンポの形が浮き出すほど犯されたお腹の中で感じ、声にならない悲鳴をあげる響。 だが、か弱く暴れ回る細い腰を、毛むくじゃらのごつい腕ががっちりとホールドし逃がさない。 「こっちもブチまけてやるぜぇぇ! てめぇが誰の艦か、しっかりこってりマーキングしてやらんとなぁぁ!」 青みがかった銀髪をわしゃわしゃと荒々しく掴みながら、喉奥をずぽずぽとえぐるイラマチオもそのスピードを増す。 響にとってなお恐ろしいのは、こうして連日ぶつけられる欲望に、強要される下卑た行為の数々に、 自分の肉体と精神が順応しつつあることだった。心までが、この状況を諦め受け入れつつあることが、何よりも怖かった。 (嫌、嫌だ……! たっ助けてくれ司令官っ、このままじゃ私が……つ、造り替えられてしまうよぉ……!) 「うおぉぉぉっっ! Да(いいぞ)! Да! ソ連軍人様の有り難い精液でしっかり孕めよォォォォ!!」 「конец(イクぞ)! オラ舌出せや! タンパク燃料くれてやるから感謝して浴びろォッ!」 どぶゅるるるっっ……どびゅぶぶぅうっっ!! どぐんっ、びゅくんっっ……ごびゅんっっ! どぐくんっ! ぶばっっっ! びゅちゅっ! どぴっ……ぐびぴっ……びちょおぉ! べちょにちょぉぉっっ……どろぉぉっ……! 「あぶっ、ぶはっ! うっゲホッ……あっ熱っ、うあぁぁあぁあっっ!? いやだっ、もう嫌だぁぁぁぁっっっ!!!」 どぐんどぐんと、好きでもない中年男の大量精液が胎内に押し入ってくる絶望的な感触。 顔や髪にも、ねっとりと黄ばんだ臭い白濁液がほぼゼロ距離で撒き散らされ、二度ととれないような汚臭を染み付ける。 「ふう~、出した出したぁ~。日本産マンコはやっぱ締まりが良いぜ、やるじゃねぇか賠償艦ちゃんよぉ!」 「ぐへっへっ、これからも俺達がみっちり改造してやるからなぁ。チビな体がボテ腹になンのが楽しみだぜぇ」 ごぽぉん……っと、太い剛直が抜き出され、すっかり広がってしまった幼い女性器が、 痛々しく充血した割れ目から、ぷるぷる震えるゼリー状の汚汁を湯気とともに力なく吐き出した。 「あ、あぁぁ……っはぁ、ぁ……うぁ……あ…………」 放心した響をよそに、精液注入を終えた男は床に落ちた軍帽を拾い、体液でどろどろに汚れたペニスをゴシゴシと拭う。 あの懐かしい鎮守府で、司令官がその帽子の上からよく頭を撫でてくれたことを、響はどこかぼんやりと思い出していた。 「おい、お前は今日からヒビキじゃねえ、Верный(ヴェールヌイ)だ。その精液臭ぇ日本の服と軍帽も捨てとけよ」 「ゲハハッ! 確かに肉便器艦としちゃ“信頼できる”性能だからなァ!」 「明日からはケツ穴もみっちり近代化改修してやるからなッ! 覚悟しとけや!」 異国の軍人たちの手で、全身を真っ白に染められた、かつて響と呼ばれた艦。 だがその色は、北の海に降る美しい雪の白ではなく―――。 (暁……雷、電……みんな、すまない……私は、もう、戻れない……みたい、だよ…………しれい、かん…………) ========= 「―――みたいなことになったらどうするんだ!? 俺は絶対にお前をこれ以上改造しないぞォーッ!」 「えっと、そのなんというか……(ドン引き)」 「わざわざ変な紙芝居作られて朗読されても! あとムダに長いし!」 「ひとことで言うと考えすぎだよ司令官。どれだけ想像力が負の方向にたくましいんだ」 「だいたいアンタ、賠償艦のイメージが変に歪んでない?」 「そもそもソ連の皆さんに失礼なのです」 「いやロシア男がイク時にダー!ダー!言うのは本当だって!」 「なにそのどうでもいい豆知識……」 「まあ、安心してくれ司令官。私はヴェールヌイになってもずっとここにいる。離れて行ったりはしないさ」 「う……うぉお……ひ、響ぃーっ!(がばっ)」 「はいはい、よしよし」 今日も 鎮守府は 平和です。
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172 名前:提督×磯波[sage] 投稿日:2014/07/25(金) 12 53 35 ID ZBan1xk2 [2/11] 唐突に投下。前スレ提督×吹雪1-147避の続きのようなもの。設定も引き継ぎます 吹雪ちゃんじゃなくてごめんね 「…」 「…」 提督は今、深夜までずれ込んだ幕僚との会議から帰還し、執務室に入ろうとドアを開けたそのままの姿勢で動けなくなっていた。 固まっているのは、執務室にある来客用のソファで、何か白い布状のものを抱いて妙な格好で座っている艦娘―磯波も同じだった。 駆逐艦娘、磯波。吹雪と同型の艦娘で、吹雪より更に目立たなくて大人しい娘である。 やや引っ込み思案で余りにも我を出さないのが欠点といえば欠点だが、この鎮守府では最古参級の艦娘であり、吹雪と同じく重要な戦力として昔からこの鎮守府を支えていた。 その磯波が、提督の執務室で、明かりも付けず、提督の足音に気づかないほど何かに耽っている。 「ぁ…あ、の…ぁ…」 蚊の鳴くような声を漏らしてはいるが、それは全く言葉としての体を為していない。 予想外の事態に体が動かなくなっているのは明らかだった。 艦娘は、命令遂行をスムーズにする目的で、「提督に好意を抱くよう」調整され建造される。 提督としてここに赴く際に、渡された資料に記されていた文章である。 加えて、艦娘は戦闘によるストレスを、性的欲求の形に変えて貯めこむこと。 練度が高ければ高くなるほど、その欲求は強くなること。 親しい間柄の艦娘がいればお互いで発散することもできるが、そうでない艦娘は自分で自分を慰めることしか出来ないこと。 …それが、彼の最初の艦娘・吹雪から聞かされた、艦娘の隠された事実だった。 それを知らなかった数日前までの彼なら目の前の光景を理解できずにパニックに陥っていただろう。 しかし今の彼には、磯波がこの執務室で行っていた行為がどういうものなのか、容易に察することが出来た。 小さく深呼吸した彼は、部屋に入る動きを再開させる。 「! っあ、の、これ、は、」 「磯波。君はそこで何をしているのかな?」 「ゎ、た、しは、っ、そ…の…っ」 「何をしているのか、と尋ねているんだが」 ぶるぶると震えながら、言葉にならない言葉を繰り返す磯波。さらに歩み寄ると、彼には状況がより正確に把握できた。 セーラー服のような普段の艦娘制服を肌蹴た磯波は、見慣れた彼の軍服を掻き抱いてソファに座り、 軍服の袖を持った右手をM字に立てられた脚の中央に伸ばしたまま、身体を硬直させていた。 羞恥と恐怖がない混ぜになって磯波を支配しているのは明らかであり、その姿は怯える小動物を連想させた。 その姿とこの異様な事態に、普段の彼では考えられないない感情と欲求… すなわちもっと虐めたい、辱めてみたいという下劣な欲望をむくむくと膨らませていた。 「見た所それは私の服のようだが、何をしていたのかな」 「…っ …ぁ…っ ぁ…」 「ふむ…私には、君が私の服で自慰をしていたように見えるのだが…違うかい?」 「~~~~ッ!!」 朱の差していた磯波の顔がさらに紅潮し、俯いたまま身体を縮みこませ、黙りこんでしまう。 期待した通りの反応に、異常なまでに興奮しているのを彼自身も自覚していた。 「さて、困ったことだね、磯波」 「…ぃ」 「ん?」 「…さい、提督、ごめんな、さい、すみません、提督…っ」 ポロポロと涙をこぼしながら、嗚咽の混ざったぎりぎり聞き取れる声で謝罪を繰り返す磯波。 「磯波、君は何に対して謝っているんだい?」 「…たし、て、とく、で、 …らしい、こと、を、そうぞうして、… ました…っ ごめんな、さいっ…」 「何だ、そんなことか。そういうことなら謝る必要はないぞ」 「…? あ…っ」 涙と鼻水の跡がついた顔を上げる磯波の頭を撫でてやりながら、提督はできるだけ優しい声で話しかける。 「君たち艦娘は、練度を上げるほどそういう欲求を強めていくと聞いた。 私の仕事は艦娘たちを率いて、深海棲艦を駆逐することだ。 当然、その仕事には戦力の全てである君たち艦娘をケアすることも含まれているんだよ。 掲示板にもそういう旨の知らせを貼り出していたのだが…気付かなかったかな?」 「い…いえ…っ で、も、提督に、は、吹雪ちゃん、が、わたしなん、て、そんな…」 「ふむ…これは、そういう話ではないんだよ。君だって、吹雪と同じように立派に役目を果たしている艦娘なんだ。 君が苦しんでいるなら、それを解消するのも私の仕事なのだから、遠慮する必要はない」 「で…では…っ、困ったことと、いうのは…?」 「君がここに来てこんなことをしてしまうまで我慢していたことを察せなかった、私の鈍さのことだよ」 「…」 驚いたように目を丸くして私を見つめる磯波。 袖のところに濃い染みができてしまっている自身の服を一瞥し、しかし、と彼は言葉を続ける。 「明日私が着る上着が汚れてしまったな。 そんないやらしい臭いのする服では、仕事をすることが出来ない。その点は君の失態だよ、磯波」 「…っ は、い…すみま、せん…」 「罰として、そうだな…磯波にはもうちょっと恥ずかしい思いをしてもらおうかな」 「ふぇ…?」 提督は磯波の隣に腰を下ろし、ことさら優しく語りかける。 「ここで、さっきの行為の続きをしたまえ」 「~~~!?」 「ん?どうした?」 「そ、そんな…恥ずかしいです…」 「そりゃあそうだ、恥ずかしくないと罰にならないじゃないか。 別に難しいコトじゃ無い。いつもやっているように、さっきの続きをスるだけでいいんだ」 「でも…わ、私…」 「磯波?これは磯波が私の服を汚してしまった罰なんだよ。 君は拒否できる立場じゃないんだ。わかるかい?」 「はい…」 「では、始めなさい」 「…」 観念したかのようにソファに座り直し、右手を股間に持っていく磯波。 スカートの中に手を突っ込み、下着の上から秘裂を撫でるように、なぞるように指を這わせている。 「… ぅ …っは 、ん… ぁ …っ」 (あ、れ…? いつも、より、敏感になってる…さっきまで、シてた、から?) 弄られる陰部はすぐにムズムズとした性感を送り出し、口からは微かにだがもう甘い喘ぎが漏れだしている。 手馴れた行為のはずなのに、何故か興奮はいつもの何倍にもなっていた。 それは先程まで弄っていたからか、それとも… 「はぁっ… んん…っ … ふ、ぁぅ… は っく、んん…っ」 (だめぇ…提督が、見てるのに…っ 見られてっ、ああ、指が止まらないっ…) 提督の目を気にしていたのも最初だけで、磯波の手の動きはどんどん大胆になっていく。 撫でていた手が性器全体の肉を下着ごと揉みしだくようになり、特に中指は一段深くショーツのクロッチ部分を抉っている。 衣擦れのような微かなしゅ、しゅという音は次第に粘質な水音に取って代わり、静謐な執務室に磯波の控えめな囀りとにちゃねちゃという卑猥な音だけが響く。 「っくふぅ、あうう…ふあ、ああっ、ひんっ…! っあ、うううっ…」 (ああ…ダメ、下着の上からじゃ、ぜんぜん、もどかしくて…っ) 布越しの刺激に物足りなくなった磯波は、ためらいなく下腹部からショーツの中に手を滑り込ませ ちゅくっちゅくと自らの性感帯を思う存分弄り始めた。 普段目立たなく大人しい艦娘が、愛液の大きな染みが出来た下着に手を突っ込み蕩けた顔で喘ぐ様は 提督をも異常な興奮に駆り立てていく。 「磯波、それじゃあ見えないよ。下着を脱ぎなさい」 「はぁっ、は、はぃ…」 「そう…もっと足を広げて、私に見せるんだ」 尻の方までベトベトになったショーツからもどかしげに片足を抜き、膝を折ったその姿勢のまま股を大きく開いて自らの秘部を露出させる。 快楽により羞恥心がすっかり麻痺してしまった磯波は、己の欲望のまま続きを始める。 「磯波は結構毛が濃い方なんだね…もうグショグショに濡れてて、おまんこに張り付いちゃってるけど」 磯波の陰部は駆逐艦にしては発達しており、髪の毛同様の黒い陰毛が控えめではあるが恥丘とクリトリスの周囲を半分程度覆っている。 その陰毛も、愛液でべっとりと濡れ、淫らな光沢を放っている。 肉色に色づいた小陰唇もワレメからはみ出しており、更に性的興奮で充血しぷっくり膨れて開き、 大切な最奥―ヒクヒクと蠢いている膣口を曝け出している。 周りの肉襞もやや複雑な形状をしており、既に男を誘い込む器官として完成しつつあった。 「愛液もトロトロこぼれてる。磯波のは濃い方なのかな?下に垂れるときに糸を引いてるね。 磯波のいやらしい臭いがすごいよ」 「や、やあっ…に、臭いなんて、はあっ、はあっ、ふ、うう…っ あ、あっ! っ…あ、は、はぅっ、ん、んっ…」 (やだあ、提督に、見られてる…アソコ弄って、気持ちよくなってるの、観察されちゃってるよおっ…) 「クリトリスもコリコリに膨れて、磯波が触る度に身体がビクビクしてる。そこをそうやって摘むと気持ちいいのかな?」 「やあ…あ、はっ んくっ、ああっ、はぁぅ、んんっ!… あ っ、 あ、はぁぁっ…」 わざと辱めるような言葉責めに、磯波はいっそう煽り立てられていた。 肌蹴た上半身に左手が無意識に伸び、脱ぐことすらもどかしいとばかりにブラに手を突っ込んで既に硬く勃起した乳首を弄る。 陰部を弄る指の動きもさらに激しくなり、指を2本も咥えこんでぐちゃにちゃと音を立てながら肉穴をまさぐるように動かす。 しばらくその刺激を味わったら、今度はトロトロの愛液に塗れた親指で、敏感な肉豆をグリグリと責め立てる。 その度に磯波の口から歓喜の悲鳴が漏れ出てくる。 時折太ももをビクリと震わせながら、磯波は提督の目の前で欲望の赴くまま自らに快楽を与え続けた。 「は、はうっ、は、ああ、ら、め、ああ、ひくっ、あはあ、ん、…ぅあ、あうう…っ」 「ふふ、磯波の自慰は激しいね。こりゃあ私の服があんなになってしまうわけだ。 指を突っ込むときに愛液の飛沫がこっちまで飛んでくるし、磯波の臭いが濃くて溺れそうだよ。 クリトリスを弄るときもとっても気持ちよさそうだし、磯波がこんなにエッチな娘だったなんて知らなかったな」 「や、だあ、てい、とく、そんなことっ…」 「私は見たままを言っているだけだよ?それに、私個人の感想を言わせてもらえれば、今の磯波はとっても魅力的だ」 「はあ、はあ、わたし、が…?」 「ああ。いつも遠征や任務をこなしてくれる、真面目で健気な磯波もいいけれど、 いやらしくアソコを見せつけて弄って、気持ちよさそうに蕩けてるエッチな磯波も、とても可愛いよ」 (見てくれてた…提督、私のこと、いつも見ててくれたんだ、こんな、私でもっ…) 「あ、あああっ…♥ あう、ひんっ、あ、あううう、はっ、はっ、やああっ、あうっ、ああ、くぅっ…」 自分のことなどとうに忘れ去られ、ただ遠征とたまの演習をこなす駆逐艦の一人としか見られていないと思っていた磯波の心は、『見ていてくれていた』というだけで歓喜に打ち震えた。 その感情が性快楽を一気に増幅し、提督に見られるまま、いや見られているからこそ絶頂へと駆け登っていく。 「だから声も抑えなくていいし、思う存分気持ちよくなりなさい。イく時は私に言うんだよ」 「はあ、ああ、あひぅ、ひぁっ、はひっ、ふ、ふぁぁっ! ひゃぁっ、はひゃぁぁっ♥ ああ、いッあんあッあっあっいっあっだめっ、もうイッ… ふむぅっ!? …っ! …!」 絶頂に達する、その最も無防備な瞬間を狙って提督が磯波を抱きしめ、唇を重ねる。 普段から密かに想っていた人の突然のキスと抱擁に磯波の身体はびくん、びくんと跳ね、より深い幸福絶頂へと誘われた。 「…っ ……ぷぁ、はっ…はっ…はっ…ふ、あ、あっ…」 (提督に、抱きしめられて、キスされながら…イっちゃった…こんなに気持ちよかったの、初めて…) 「よく頑張ったね、磯波。これで罰は終了だ。とても可愛くて、思わずキスしてしまったよ」 「は…っ、はぁっ、はぁっ…てい、とく…」 「何だい…?」 「わたし、も…ていとくを、ほしがって、いいん、ですか…?」 「ああ、さっき言った通りだよ。君たちの役に立つなら、私は協力を惜しまない」 「…わかり、ました…」 その言葉で、磯波は今まで抑圧していたタガが外れつつあるのを自覚していた。 我慢する必要はない。遠慮する必要もない。 欲望を抑えていた羞恥心は、先程のオナニーショーの時点でとうに吹き飛んでいる。 「…提督、ソファに座ってください」 「?こう、かな…」 「…失礼します、ね…」 「おお…っ?」 そう言うと磯波は提督の足元にうずくまり、提督のズボンを脱がしにかかったのである。 上気し呼吸の荒い磯波が何をしようとしているのかは明白であり、普段の彼女では考えられない行動に提督も意表を突かれていた。 (ああ…これが、しれいかん、の…おっきく、なってる…わたしの、みてたから…? だったら、嬉しいな… …あ…これ、おちんちんの、臭い…?) たちまちのうちに下着まで脱がされ、屹立した肉棒が露わになる。 磯波は熱に浮かされたように顔を近づけ、それどころかソレの放つ臭いを嗅ぎ始めた。 常人には決して好ましいとは言えない強烈な牡の性臭は、しかし発情した艦娘―磯波にとっては、より性的興奮を煽り立てる刺激となっていた。 「すー …はぁ… すぅー… ふあ、はああ…っ♪ はあ、舐めます ね…」 もはや伺いではなく宣言となっている淫行を、磯波は着々と進める。 誘蛾灯に引き寄せられる羽虫のごとく、磯波の唇が赤黒く膨れた亀頭に近づき、 やがてついに…陰茎に舌先が触れる。 「ぺろ、はー、ふはぁー♥ … ちゅっ……れろれろっ、ぺちゃ、ちゅ、ん、んっ……ちゅ、ちゅぱっ、ちゅう …はあっ、はあっ、ああっ♥ ……んむ、ちゅう……ちゅう、ずちゅじゅる…はぁっ、 くじゅ、れろれろ… はぁっ、はあっ、ちゅむ……はぁ……っ、れろ、れろぉ、じゅるるぅ♥」 一度舐め始めると、行為はより激しくなる一方だった。 恐る恐る先端を撫でた磯波の舌はすぐに亀頭全体を舐めまわすようになり、尿道口にキスを繰り返す唇が先端を咥え込むようになる。 濃厚な淫臭がペニスから立ち上り、息を継ぐ度に鼻腔に、肺腑に侵入するのを磯波は感じていた。 (あはあっ、私いま、提督のおちんちんナメて、吸って、嗅いでるよおっ… 熱くて硬くって、すごくえっちな、濃い味と臭いでアタマしびれちゃう…) 磯波の動きは初めてとは思えないほど大胆だった…実は彼女は、今まで何度もこの行為の妄想で自分を慰めていたのである。 当然今やっていることは頭の中で幾度と無く反芻したものばかりだったが、実際のその行為は彼女が考えていたよりもはるかに淫靡であった。 妄想にはなかった慕う男の味と臭いと熱を口内いっぱいに感じながら、思う存分堪能できる。 何より自分が舌を動かす度に提督がくぐもった声を上げて表情を歪める―おそらく快楽による―ことが、この上ない愉悦となっていた。 「ふうっ、う、うう、うあ、い、そなみぃっ…!」 「んちゅっ、ちゅるる、んん、んにゅるっ、ん…へーほく… いひゃいれふか?」 「い、や、痛くは、ない、大丈夫だ…好きにしてく、れっ…」 加減の分からない磯波にとって、自分の行為が苦痛を与えていないかが唯一の懸念であった。 それを否定する言葉と、まるで褒めるように頭を撫でられることで杞憂であるとわかり、改めて口淫を再開する。 「わふぁりまひた…♥ ん、ん、ん、んっ、 んく、はふ……はぁ、ふぅ……ちゅるる、ぐじゅう、ちゅ……」 既にパンパンに張った肉棒が、今度はヌメった唾液のプールにぬちゅりと漬け込まれる。 磯波の口腔粘膜が提督の逸物に吸い付き、舌がカリ首に付着した恥垢全てをこそげ取るかのようにまとわりつく。 通常、男を悦ばせるために行われるその行為は、今はただ純粋に磯波の性的欲求のみによって為されていた。 その証拠に磯波の表情は興奮と悦楽によって蕩けており、逆に提督の方が強制的に与えられる快感に堪える有り様であった。 「んぷ、ぷ ちゅ、ちゅうううううっ、ぷは、んく、ちゅうっ、ぢゅううううううっ…じゅるじゅる、んくっ…ぷは♥ れろぉ~…っ ぱく、ん、ちゅくっ、ちゅく、ぢゅぢゅううううう~~~っ、ん、ん、んく…」 「うっ…く、あああっ…」 ペニス全体に唾液をまぶし、それごと全体を咥えこんで口内の唾液といっしょに撹拌し、啜りながら陰茎ごと吸い上げ嚥下する… まるで肉棒のエキスを吸い取り、性器を掃除するどころかふやかしてしまうような磯波の執拗なフェラチオは続く。 先端からトロトロと分泌されるカウパーも容赦なく舐め取られ、磯波に摂取されてしまう。 「ん、ちゅるる…ちゅ…じゅるるるぅ……ちゅぱぁ… はふぅ……、んっ、んっ、んっ、んっ、んむむっ……ちゅぽっ…」 「ぐう、ううっ…いそなみっ…!もうっ…」 「は、う、んじゅる! ちゅ! じゅるぅ! いっひゃい……らひて、くらはい……! くぷ、くぷ、んっ ……んんっ」 少しでも射精を先延ばしにしたい意志の力と、今すぐにでも種付け汁を吐き出したい肉欲のせめぎ合いは 辛うじて発せられた磯波のおねだりがひと押しとなり遂に崩れた。 熱いマグマのような塊が奔流となって陰茎を駆け上り、その瞬間、少しでも奥に子種を送りこめという本能に従って提督の手が半ば反射的に磯波の頭を押さえつけた。 「うぐ、うう、い、そなみ…っ」 びゅっくうう!びゅく、どぷっ!びゅるっ、びるびゅるっ… 「ん、ふ っ~~~♥! ~、~~~!」 (き、きたっ…!ていとくの、せいし、うあっ、いっぱい出てっ… 熱くて、どろどろぷるぷるしてるっ…) 提督はもとより、磯波も口から離すつもりはさらさらなかった。 いかに磯波がフェラチオの妄想を繰り返そうと、射精だけはどのようになされるのか、想像の埒外であった。 しかし、酒保を通してこっそり流れてくるその手の雑誌には「飲むと男は悦ぶ」と書かれていたし、それでなくとも提督の精液である。 慕う男の精エキスを、一滴でも多く受け止めて、摂取して、自分のモノにしたい。匂いを、味を、記憶に焼き付けたい。 考えただけであまりのいやらしさに目眩がしそうなその願望を実現させるべく、磯波はえづきそうになるのを必死に我慢し、断続的に発射される独特な臭気の粘液を口内に貯めこむ。 「~~っ、ふーっ、ふーっ、…ちゅる、んく…っ ちゅく、くちゅっ、くちゅ…んんっ、んくっ、ふはっ、はーっ♥ んむ、ちゅう、ちゅううう…っ ちゅぷん!ぷあ、は、はーっ、はー…」 ペニスを咥えたまま精液を自分の唾液とぐちゃぐちゃに混ぜて味わい、ゆっくりと嚥下する磯波。 射精を終えたペニスを丹念に吸い上げ、尿道内の精液まで全て飲み込んでしまった。 (ああ、しょっぱくてにがくて、青臭くって…これ、が、提督の、精子…の、味とニオイなんだ… 私、提督イかせて…提督の精子、飲んじゃったんだ…っ♥) 「はあ、はあ、磯波、すごく気持ちよかったよ。こんなに出したのは久しぶり…んむっ…!」 精飲を終えた磯波が提督に倒れこむ…否、唇を奪いながら押し倒した。 発情した磯波にとって初めて飲んだ提督の精液は強烈な媚薬も同然であり、また提督を絶頂させたという高揚もあって、未だ異常な興奮と渇望にあった。 辛うじてひっかかっていたスカートを脱ぎ去り、提督の唾液を乱暴に奪い取りながら、磯波はさらなる行為を要求する。 「んちゅ、ちゅむっ、じゅるるる…っ、あはっ、はあ、はあ、提督っ…提督っ いい、ですよねっ… んんっ、提督のっ、あはぁっ♥ 欲しいんですっ、お願いします…っ、はう、んん…っ、んはぁっ…!」 尋ねてはいるものの、やめる気など端から無いのは明らかである。 完全に抑えの効かなくなった磯波は提督の胸に手をつき、馬乗りになりながら淫裂を陰茎に押し当て、物欲しげに腰をくねらせる。 唾液と愛液に塗れた互いの性器がくちゃにちゃと音を立て、あまりに卑猥なそのおねだりに提督の逸物はたちまち硬さを取り戻す。 「あ、はぁ、これで、挿れられます、ね…♪ ん…っく、ああ、提督の、あたってます…っ」 愛液まみれになった亀頭を自らのラビアにあてがい、腰を沈めていく。 「ふ、は、あ、はい、って、はうあああああっ♥ …あうう…」 くにゅりと柔らかな膣口が広がり、まだ完全には熟していない磯波の肉穴がペニスを飲み込んでいく。 ぷつ、という破瓜の感触と痛みも、今の磯波にとっては達成感を強調するスパイスでしか無かった。 逸物に対していささか小さい磯波の膣はそれでも精一杯肉棒を頬張るが、全てを飲み込めずに亀頭が磯波の最奥をこつんと叩く。 「う、あ、おくまで、お、っきぃ…はぁ、はぁ、はぅ…」 (提督の、おちんちん、挿れちゃったよおっ…うあ…っ、さき、っぽ、あたってぇ… …!? だ、めっ、も、キちゃう…!) 「ひっ、あ、ああ、あううう~~~っ…!!」 その刺激だけで、磯波は絶頂に達してしまった。 もちろんそんなもので磯波が満足するわけもなく、咥え込んだまま腰をずりずりと前後に動かし始める。 肌蹴られたセーラー服がそのたびにゆらゆらと揺れ、ずり上げられたブラと勃起した乳首が覗いている。 「はぅっ、あうっ、ああっ、ひっ…ううっ♥ す、ご、とまんな、ああっ、あうう…っ て、とくの、おちんちっ、ナカ、ひっかいてっ、ぞくぞくって、しますぅっ…」 「い、磯波のもっ、すごい、ぞっ…引き抜かれると、ぜんぶ、もっていかれそうだっ…」 普段の磯波とあまりにかけ離れた痴態に中てられ、提督もまた異常な興奮に陥っていた。 提督の肉傘が磯波の膣襞を抉り、痺れるような幸福快楽信号となって両者の脊髄を駆け登る。 磯波がいやらしく腰を動かす度に、ぷじッ、ぬぷぷっ、ぬぶぢゅっ、という空気の漏れる下品な音が結合部から漏れ出るが、それすらも二人の興奮を煽り立たせて、動きはさらに大胆に、激しくなっていく。 「はあ、はあ、てい、とくも、はうっ、気持ちいい、ですかっ…?」 「ああ…っ、ゆだんすると、また出てしまいそうだっ…」 「ぁはっ、はぁ、よかった、もっ…と、動きます、ね…」 言質を取ったとはいえ勢いで提督を犯してしまったことに少なからず罪悪感を覚えていた磯波は、提督が自らの欲望を快く受け入れてくれたことで更なる充足と快楽を得ていた。 もはや遮る物のない肉欲のままに、磯波は性快楽を貪る。 馬乗りの姿勢から膝を立たせ、咥え込んだまま提督の上でしゃがみ込むように座り、提督の胸に手をつく。いわゆる、M字騎乗位の体勢である。 大きく股を開いたまま本格的に上下運動を開始する。 「んっ…! ふっ、はあ、はあっ♥ あ゛う、あんっ♥ あっ、 てーとくのしゃきっぽ、う゛あっ♥ とんっ、とんってぇ♥ あたってましゅっ…!!」 「ああ、わかるぞ、磯波の一番大切な場所が、何回もキスしてきてる、なっ!」 「ら、ってっ、ていとくの、きもちくて、はあうっ♥ らいしゅきら、もんっ、ああっ、はうあっ」 肉のぶつかる規則正しい音と粘膜粘液が擦れる音、それに二人の喘ぎ声と嬌声が交じり合って執務室に響く。 柔肉が肉竿を存分に頬張り、子宮口が鈴口にちゅうちゅうと吸いつき、性器全体で提督の子種を搾り取ろうとしている。 「へあ…あ゛うっ♥ …おなか、にゃか、ぜんぶ、て、とくの、おちんちん、でぇっ♥ いっぱいに、なっへ、 ひぃやああ、おくまれ、わらしのなかぁ、とろいてるよぅ♥ …っ」 「う、うう、いそなみっ…しめつけ、が、うう、も、うっ…!」 「わた、しもおっ、もうっ、ああっ、あ゛、う、ぃふああああ゛~~~~~っ!!!」 ぶびぶりゅううっ!どびゅるるるっ、びぶっ、びゅくうっ! 子宮口が亀頭を包み込んだ瞬間、堪えに堪えた提督の欲望が爆発し、磯波の最奥に白濁汁を叩きつける。 ずっとそれを欲していた磯波の肉穴が喜びに打ち震えながら、全て絞り取るべく強収縮を繰り返す。 「あっあっあっ♥ …へあ゛ァっ♥ …あォああ゛…っ♥ あ゛~~~っっ…♥ あひっ、ふあっ…ァあ…♥」 提督が射精する前から始まった磯波の絶頂は、提督が注ぎこむ間も、注ぎ終わった後まで続く長いものだった。 普段大人しくて引っ込み思案な娘には不似合いな、長く声を上げ続ける動物的なイき方を磯波はした… 精魂尽き果てた磯波の身体を受け止めたまま、二人は気怠い事後の時間を共有する。 「… すみません、私、自分のことばかりで、してしまって…」 「磯波があんなことまでするとは思っていなかったな…驚きだよ」 「やぁ…っ! だって、提督ですからっ…あんなことするの、したいの、提督だけです…」 「…っ、そう、か…」 例の「刷り込み」を思い出し、提督は一瞬言葉を詰まらせる。 大義の名のもとに心を、感情を「歪まされた」少女…の姿を持つモノたち。 何度か受け入れてしまったとはいえ、葛藤は未だ彼の中で燻っていた。 いくら「兵器だ」「人外だ」と理屈を並べても、自身がそれらを人と看做しているのは明らかであった。 植え付けられた好意を、生理的欲求を利用する。鬼畜にも劣る所業ではないのか。 丁寧に後始末を済ませ、眠ってしまった磯波を寝室に運びながら、自問自答を繰り返す。 (…いや、磯波に言った通りだ…これは艦娘のため、仕事のためなのだ…) 誰に対する言い訳なのか、それは彼自身が一番理解していた。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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14 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 33 55.94 ID Di4v7A7c お風呂騒動 伊58「てーとくー、何でてーとくは少佐なのに提督って呼ばれてるんでち?」 それはゴーヤのそんな些細な一言から始まった。 提督「ゴーヤか、どうしたんだ?突然」 いつの間にか背後に回り、抱きつかれる。 潜水艦だけあってか気配を消すのがうまいようで 何処からか突然現れ、よくこうして抱きつかれている。 始めのころは、柔らかい二つのふくらみを押し付けられて あたふたとしたものだった。 最初はイクだけだったのだが、いつの間にかゴーヤたちも真似するようになっていた。 伊58「他の提督さんはみんな少将以上なのに不思議ねって 他の艦娘が話してるのを聞いたでち。なんででちか?」 提督「ふむ」 ゴーヤの言う通り、提督と呼ばれる者は少将以上が通常だった。 深海棲艦が現れるまでは。 伊19「イクも気になるの!」 ひょこっと何処にいたのかイクも抱きついてくる。 潜水艦は気配を消すと心も読めないので時折びっくりさせられ、心臓に悪い。 むにゅっとボリュームのあるふくらみにゴーヤが少し押され気味になった。 伊58「わわ、イクちゃんに押し出されちゃうでち」 伊19「いひひ、それそれ~なの!」 むにむにと頭の上で乳相撲を始めるのは色々と困りものだ。 何処の提督がこの水着を指定したのだろうか。 まったくけしから・・いい趣味をしている。 伊401「なになに?ないしょのお話?しおいも気になっちゃうな~」 伊8「あ、それなら・・・はちが知っていますよ」 にゅっと提督の足の間から二人が顔を出す。 提督「しおい、はち、何処から顔を出しているんだ・・・」 伊168「すみません司令官。目を離したすきにいなくなっちゃって・・・」 そういって遠征帰りのイムヤはしおいとはちを摘み上げる。 伊401「やだやだやだ!提督のおひざがいいよ~」 ジタバタと提督の足にしがみついて離れなかった。 伊8「あ、それでははちは提督の右腕にしますね。」 大人しくイムヤにつかまったはずのはちが、いつの間にか右腕にしがみついていた。 イクに負けず劣らずの胸に腕を挟まれ、どうしたものかと思案する。 伊168「あっ、こら!もう・・・それじゃあ司令官の左腕はイムヤにお任せ!」 提督「う、動けん・・・」 心地よい刺激は魅力的だが、このままでは任務が遂行できそうにない。 どうしたものかと思案すること数瞬、先ほどはちは知っていると言っていたな。 15 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 34 27.61 ID Di4v7A7c 提督「はち、代わりに説明してくれるか?」 伊8「んぁはっ、きゅ、急に動かれると、びっくりしちゃうんだよねぇ・・・」 そういえば大きな音などが苦手というのを話していたのを思い出した。 しかし今回のは少し違う。 伊8「(提督の腕が胸に擦れて・・・先っぽが///)」 と心の声が聞こえてきた。 提督「はち、すまない」 ゆっくりはちの頭に手を持っていくとビクッと身構えたはちだったが、 「大丈夫だ」というこちらの目線に気付いたのか、ふっと力を抜いた。 伊8「ダンケ、提督の手は落ち着きます。」 伊19・伊58・伊401「あー!はっちゃんだけご褒美ずるい(の/でち)!」 一斉に他の艦娘から抗議の声が上がる。 提督「いや、これはご褒美では・・」 そう言いかけて目を輝かせる艦娘たちに、負けた。 伊19「んふー、提督の手はおっきくて気持ちいいなのねー」 伊401「んー、きもちいー。提督撫でるの上手ですね!」 伊58「あっ、二人も先にずるいでち!」 何処となくゴーヤが寂しそうだったのでわしゃわしゃと撫でてあげる。 伊58「や、やめるでち!なんでゴーヤだけ乱暴なのぉ?」 伊58「(てーとくはゴーヤのことが嫌いなのかなぁ・・・)」 ものすごく切ない感情が流れ込み、慌てて優しくなで掬う。 この力をもってしても、未だに乙女心というものはよくわからない・・・。 伊58「あ、ほんとに心地いいでち・・・///」 ほわぁ~と夢見心地に、くてっとしな垂れかかってきた。 他の艦娘も皆恍惚としてしまっていることから、何か手のひらに 術でも施されているのではないかと本気で調べてみたが、 特に変わったところはなかった。 非常に謎だ。 伊168「あ、その・・・えっと」 ふと見上げると一人残ったイムヤがもじもじとしていた。 伊168「あ、あんまり痛くはしないでね?」 ギュッと目を瞑って祈りのポーズのようなイムヤに思わず噴き出した。 提督「ははっ、何か別のことに聞こえるな」 伊168「え?どういう・・・あっ・・・///」 撫ではじめると普段割とサバサバした性格のイムヤは 急にしおらしくなった。 伊168「これ・・・いいかも♥」 ふにゃふにゃとイムヤも床にぺたんと座り込んでしまい、 全ての潜水艦の撃沈(?)に成功した。 16 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 35 21.59 ID Di4v7A7c 伊168「・・・そ、そういえばまるゆは?」 伊58「さっき木曾とカレー作ってるのを見かけたでち」 偶然か心を透かされたか、まるゆの話をしているのが聞こえた。 まるゆ・・・。 存在をすっかり忘れていたのを心の奥で詫びる。 そういえばこの鎮守府に左遷・・・いや、着任してから最初に懐かれたのも潜水艦だった。 潜水艦が着任するたびに次々に懐かれ、今では無音で気配もなく飛びつかれて、 気づくと潜水艦まみれになることもしばしばである。 伊8「・・・というわけで、提督は少佐にもかかわらず「提督」とか「司令官」って 呼ばれているわけです」 えっへんと胸を張るはちは普段は本に隠れて目立たないその大きなふくらみを より一層目立たせて潜水艦たちの視線を集めていた。 潜水艦ズ「ゴクリ・・・」 伊168「と、とっても大きくて(?)わかりやすかったわ!」 伊401「なぁんだ~、提督は術者だし何か特別なのかなって思ったのになぁ、ざーんねん」 伊19「艦娘を指揮する任務に着任した人はみんな司令官で提督なのね?」 伊58「みんなに教えてくるでち!」 そう、例え階級が下がろうとも一度艦娘と結んだ信頼はそう簡単に断ち切れない。 提督が死亡しようとも、任務放棄して行方知れずとなろうとも、だ。 提督が一定期間着任しないとその鎮守府の艦娘は凍結され、 一定期間が過ぎると解体される。それは提督の死亡認定と同義だった。 17 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 36 06.72 ID Di4v7A7c 提督「ふぅ、いい湯だな・・・」 鎮守府には艦娘用と提督用の風呂がある。 本来は艦娘の入渠のための風呂しかないのだが、 提督執務室に特別に拵えさせたのだ。 普段は気づかれない布団の下の床に・・・。 伊19「ほんとに、いい湯なのね~」 いつの間にかイクが横にいた。 提督「イク、いつの間・・に・・・・?、ぐっ」 なんだ・・・? 体が痺れて思うように動かない。 伊19「いっひひ!今日こそは追い詰めたのね!お礼は倍返しって言ってたのね!」 目をハート型にしながらイクが嬉しそうにこちらを見ていた。 迂闊だった。 先ほど飲んだ紅茶に一服盛られていたらしい。 今まで幾度となくモーションをかけられては迫られていたが よもやここまでの強行にでるとは・・。 伊19「さぁ~て、たっぷり可愛がってあげるの!」 ボディソープをたっぷりと水着の上からたっぷりと塗りたくり、 妖艶な笑みを浮かべながら迫ってくる。 提督「く・・・」 ぬりゅにゅり 伊19「んっふふ♪どう・・・なの?んっ♥きもち・・いい・・んんっ♥・・の?」 対面座位のような格好になってイクはしがみついて離さない。 ヌメヌメとした水着の感触と、二つの柔らかい弾力のある小山、 その先端の固くなった突起の感触にムクムクと劣情が鎌首をもたげる。 提督「イク・・・何を飲ませた・・ッ・・!」 伊19「いひひっ、ちょ~っと、ゾウさんも一撃必殺なお薬を飲ませたのぉ!」 一撃必殺・・・殺す気か・・・。 本来毒の類の効かない血筋だが、この薬はやばい。 解毒用の呼吸法でも薬の分解に追いつかない。 伊19「あー!また逃げるつもりなの?今度は逃がさないの!」 そういうと水着を少しずらし、狙いを定めていた。 何をしようとしているのか察したが、時すでに遅し。 伊19「えいっ♥」 ずぶぅっ あまりに勢いがありすぎて一気に一番奥まで突き刺さってしまった。 伊19「痛っ・・うぅぅぅぅぅ・・・痛い・・・のね・・・」 前戯もせずの挿入だったが、すでに膣中はとろとろになっていた。 それでも破瓜のあまりの痛みにイクはしがみついて涙を浮かべている。 18 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 36 38.50 ID Di4v7A7c 提督「イク・・」 精一杯の気力を振り絞ってイクを撫でる。 破瓜の痛みと先ほどの快楽でイクも動けないようだった。 伊19「あ・・♥てーとく♥、提督はやさしいから好き・・なのね」 痛みに涙をため、快楽に蕩けきった顔で指を這わしてくる。 イクの瑞々しいぷっくりとした唇がゆっくりと近づいて、 そのやさしい口づけを無言で受け入れた。 伊19「んっ・・・ん・・・♥」 痛みによるものではない涙がぽろぽろと湯船に落ちる。 伊19「やっと・・・受け入れてくれた・・・のね」 にひひ、と笑うと抽挿を始めた。 提督「イク、無理はするな」 伊19「無理じゃ・・んっ♥ない・・・のね!ふぁっ♥」 ズンズンと激しく動くイクの声音には艶がのっていて 言っていることは嘘でないことがわかる。 先ほどからきゅうきゅうと締め付けられていたためこちらはすでに限界は近い。 一気に反撃に出る。 我、反撃ニ突入ス 提督「イク、いくぞ」 ズンズンズン 麻痺のとれた腰を激しくイクに打ち付ける。 伊19「あーっ♥んやぁ~っ♥はげしっ♥すぎるのね~♥」 伊19「こんなんで・・あっ♥・・イクを追い込んだつもりなの…?逆に燃えるのね!」 お互いに獣のように激しく求め合ううちに、限界が来るのはそう長くはなかった。 伊19「あっ♥あっ♥あっ♥もうっ・・イク、イクの~♥」 提督「イク、俺も愛している。」 気恥ずかしさから返事を許さずイクの唇を奪う。 伊19「!?ンンッ~~~~♥♥♥」 イクはビクビクと大きく痙攣してギュッとしがみついて果てた。 19 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 39 05.70 ID Di4v7A7c 伊19「のぼせたのね~」 イクがのぼせている間に、破瓜の血の混じった湯を捨て もう一度湯を張りなおした。 提督「無茶をするからだぞ・・あまり心配させるな」 あの後ぐったりしてしまったイクを慌てて介抱して今に至る。 唸り続けるイクを団扇で仰ぎ続けたが、もうだいぶいいようだった。 伊19「んふー、提督は何をしても怒らないから好きなのね」 イクを仰ぐのをやめ頭を撫でていると気持ちよさそうにそんなことを言ってきた。 提督「いつも驚かされてばかりだな」 伊58「それー!でち!」 提督「うお、ご、ゴーヤ!?何処から・・・」 伊58「提督の湯船からこんにちは!ゴーヤだよ!って、イクちゃんだけずるいでち! ゴーヤも提督と愛し合うでち!」 伊401「あー!次はしおいの番ってさっき決めたでしょ!? ね、ね、提督!しおいとしよ?ね?いいよね?・・・ね?」 伊8「あんっ♥はっちゃんヤっちゃった?・・・んくっ♥」 いきなり挿入してきた初めてと思われるはちが、痛みに耐えて口づけをしてきた。 提督「く・・・いつの間にはちまで・・」 伊168「ず、ずるい!私も司令官に愛されたいのに!」 伊19「くぅっ、提督は渡さないのね!」 伊401「あーん、しおいも!ね!いいでしょ?ね?」 伊58「ゴーヤも忘れないでくだちい!」 こうしていつものごとく、鎮守府の夜は更けてゆく。 まるゆ「隊長に美味しいって言ってもらえるかなぁ?」 木曾「何を言ってるんだ。木曾カレーにかかれば提督なんていちころだ。」 前に褒めてもらったしな。と木曾は照れ笑いをしつつ付け加えた。 まるゆ「まっててね!隊長!」 その日、カレーを持って行ったまるゆはお風呂騒動に巻き込まれ カレーと一緒に美味しくいただかれたのだった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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艦娘はいい。 特に空母は最高だ。 あの飛行甲板の雄々しき姿、そして艦上機を次々に送り出す様はまさに爽快だ。 艦隊戦であっても飛行機の力が必要になる。 初めて空母を艦隊に配置したときの飛行機による爆撃、雷撃の破壊力には心震えた。 空母は戦の要だ。 し・か・も! 皆真面目でおしとやかで要領いい娘だ。 彼女らと出会えたことを僕は神に感謝したい。 そう。 真面目で。 「提督ぅ~ごめーん寝坊しちゃった。皆もう出撃(で)ちゃった?」 おしとやかで。 「うう、二日酔いしちゃった。うううっ、バケツバケツ…」 要領のいい。 「結構でちゃった。バケツ五個!新記録だぜ。」 彼女らに出会えたことを僕は神に感謝したい。 「おいおい照れるぜぇ~」 「お前をのぞいてなあ!」 そんな比較的いい娘が多い空母の中にも一人、例外がいる。 隼鷹だ。 「あのさあ…僕言わなかったっけ?06;00時をもって沖ノ島へ進出するって…。」 「あー。」 「あー。じゃないよ。我が鎮守府始まって以来の大戦だよ?他の皆もう出撃しちゃったよ?」 「飛鷹も?」 「うん。」 「今何時?」 「06:30」 「間に合うかな?」 「低速艦じゃむり。」 「しゃーねーな。提督、酒に付き合ってよ。階級中佐だっけ?いい酒あるでしょ?」 なにいってんのこいつ。反省する気ゼロじゃん。てかまだ飲むの? 「残念だが海軍学校出たての貧乏提督なんでね。そうゆう類、買う余裕なんかありません。指令室がいまだにぼろ和室なのもそういう理由。」 本当はピカピカの部屋じゃ落ち着かないからなんだけどね。小物くさっ。 「わかったならさっさと帰ってくれ、あと始末書な。覚悟しt」 「ここだ!」 ばばっ、と隼鷹は足元の畳をひとつ返した。 「ビンゴ!」 「マジかよ」 そこは僕の酒の隠し場所だった。 「はっはっは~旨い酒だあ、初めてのんだぜこんなの~いつものんでる安物とはわけがちがうぜ。あ、提督も飲んで。」 「…」 僕、威厳ないのかなぁ…。泣けてくるわ。 「なにふてくされてんのさあ。しかしいけずだねえ、こんな旨い酒を一人占めするなんてな~二人で飲んだほうが二倍旨いって。」 「減る量は十倍だがな。」 「かもな。」 ふふん、と隼鷹は鼻をならし酒をあおる。 いいのか軽空母一人にこんな横暴を許して。いやよくない。 隼鷹は完全に僕を舐めてやがる。 鎮守府ひとつ任せられる提督の威厳を取り戻してやる。 同じ空母の風上にもおけないこいつにじいいっくりお灸をすえてやる。 いくぞ。 僕は一升瓶の酒を手に取り一気にあおり… 「っぐ…っぐ…っぐ………」 飲みほした。 「おお!やるねえ!ラッパ飲みとは!すごいすごい!」 「隼鷹!」 僕は立ち上がり、瓶を投げ捨て、咆哮した。 隼鷹はすわった目でこっちを見ていた。 「いまからお前に懲罰をあたえてやるからなあ!遅刻に始まり、さらには僕のプライド…んぐっ」 「んっ」 一瞬だった。 隼鷹はいっきに接近して キスをしてきたのだ。 不意を突かれた僕の口内に彼女の舌が滑り込む。酒臭いと感じたが不快ではなかった。 「ちょ…じゅんよ…ちゅううう…」 「んちゅ、ぢゅるるる、にゅるる、にゅっちゅ、」 酒により潤滑になった舌が官能的な音を生み出す。 口からあふれ出した涎が僕の顎を伝い、足元に小さな水たまりを作る。 これでもか、というぐらいねっとりとした接吻は僕の理性を溶かしていく。 ようやく、ようやく、ようやく、 隼鷹の唇は僕から離れて行った。 足がふるふる震える。 「ああ…」 情けない声が漏れる。 「ふっふーん。提督、さっきの威勢はどうしたのさ~。…ちょっちからかいすぎたかな…。」 隼鷹は僕をそのまま押し倒した。 隼鷹顔が近づく。キスのときは意識してなかったからわからなかったが顔が真っ赤だった。 ただ単に泥酔してるからか、それとも。 「提督さ、アタシのこと、どう思ってるの嫌い?」 僕は何か言おうとしたがあいにく頭も舌も回らない。 「アタシはさ、提督のことキライじゃないよ…?最初はさ、ナヨナヨしててあんましだったけど 結構命令とか的確だし、出撃のときもなるべくアタシたちを危険にさらさない采配してるし、気づいたら横目で追ってるアタシがいて… こんなのアタシのキャラじゃない!って思ったんだけどさ。なんでかな。」 隼鷹はつづける。 「何度も自分の思いをぶつけようとしたよ?でもさ、なかなか前に踏み出せなくって、いつもみたいにからかっちゃって…。 今日チャンスだと思ったんだよね。大きな作戦があるって聞いたからさ、たぶん二人っきりになれるかなって。 私がいなくっても飛鷹がいくならそっちも多分大丈夫だしさ。寝坊なんて嘘。むしろ寝れなかったぐらい。」 つづける。 「提督、だいすき。」 隼鷹のこんな顔初めて見た。 いつもの飄々とした面影などどこにものこってない。 顔を上気させて、眉を八の字にして、目をうるわせて、声はとてもたよりない。 僕は股間が熱くなるのを感じた。 僕の主砲はギンギンに張りつめていた。 隼鷹もそれに気づいたようだ。 隼鷹は子供の頭をなでるようにズボン越しに僕のそれをなでた。 まずい。非常に。 「提督、ここ苦しそう…。アタシがやってあげるよ…」 隼鷹は僕を押し倒している状態から後ろへずれて僕の股間に顔を近づけ、ファスナーを開けた。 肉欲の権化がびいいいいんと飛び出す。 「わ…おっき…こんなに」 「初めてなのか…」 「悪い…?」 「あの無駄に慣れてたキスは?」 「飛鷹とやってたから」 なにやっとんねんこいつら。 隼鷹は一瞬戸惑っていたが意を決したようにソレを口にふくんで、、しごきはじめた。 「ん…ちゅ…んんん…」 さっきのキスのような積極性はどこへやら、未知との遭遇にすっかりダメになっていた。 「無理するなよ」 「無理なんか…ちゅうううう…」 しかし、センスがいい。もう慣れてきたようだ。 「ーーーーーぢゅう、ぢゅ、ちゅ、じゅるうう、んっ…っうんっ…ちゅううう…はあああ…ひもちいい…?」 「ああ、いいかんじだ……あーイキそう…。」 「んちゅ、ちゅ、い、イふってなに…ん、ンんんんんーっ!」 ナニから口を離さなかった隼鷹に精をぶちまけた。 「ええええ…にがいいいい~…」 「まってろ、ティッシュティッシュ…」 「はやくぅ…うううううううう!!!」 隼鷹、本日バケツ六個目の消費であった。 「もう、今日はキスできないね…」 「そうだな。」 「ねえ、その、返事、きかせてよ」 「うれしいよ。けどな、出撃をバックれるはよくないかな。」 「やっぱ…そうだよね」 「僕はお前の態度は気に食わないが、実力はかなりのものを持ってるとおもう。今回の作戦だってお前と飛鷹を中核として戦う予定だったんだよ。 代わりは龍驤がうけもったけど、まだ彼女は発展途上だし正直不安なんだ。僕は出撃を取りやめたかったが軍の命令には従わなければいけないからね。」 「ごめん。」 「沖ノ島は敵艦にすごい戦艦がいるらしいんだが。龍驤、大丈夫かな。」 「ごめんなさい。」 「一人身勝手な行動をとるとと全員が危険な目にあうんだ。クサイ台詞になっちゃうけど僕たちは一つにならないと敵に勝てないんだよ。」 「ごめんってば…」 「だからやっぱり軍規にそむいた隼鷹さんには僕自ら罰を与えないといけないかな…。」 「え…」 今度は僕は隼鷹を押し倒した。 服のひもをほどき胸を露出させる。 隼鷹は無抵抗だった。 「んんっ、はずかしいよお…」 大きさと美しさを兼ね備えた素晴らしいおっぱいだった。 やはり空母の母性あふれるおっぱいは最高だぜ!龍驤…?しらない娘ですね…。 いてもたってもいられず僕はひとつ、口にふくみ、なめる。 「やあぁ…ぁいや…ひゃ…」 甘い吐息が漏れる。 もう片方のおっぱいも手でいじくる。 「ん…おっぱい、いい、きもち、いい、よ」 甘噛む。強くつまむ。 「きゃゃあ!…んっふうんんああああああああああ」 これぐらいでいいだろう、次は…。 隼鷹のからだのすべてが露わになった。 下半身もまた、きれいだった。 足は長く肉つきがいい。それに秘部には毛が生えてなかった。処理しているのか、天然か。 「ていとくぅ……。」 秘部からとろりと液がこぼれた。 僕はそれを舐めとる。 むわりと女肉のかおり。 「んんいいいいいいいい!!!!」 少し舌でふれただけで物凄い感じ様だ。 このままクンニもいいと思ったが、ある名案を思いついた。 空母だからできること…。 「隼鷹、お前今飛行機だせる?」 「はあ、はあ…え?なんで」 「いいからさあ」 隼鷹は脱いだ服と一緒に置いておいた巻物を開き、一機、手のひらサイズの天山を生み出した。 「だしたけどどうするの?」 「こうするんだ。」 僕は天山を隼鷹の秘部に押し当て、発動機を入れた。 天山の火星エンジンがうなりをあげる! ぐうううううううううううううん!! 「ひゃあああああああああああああああん゛ん゛ん゛ん”ん”ん”ん”んんんんんんんんんんんん!!!」 プロペラが体に当たらないように気をつけて… 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”びいいいいいいいいい!!!!!!」 腹の燃料タンクをくいこませるように… 「ひぐううっ、、いくぅいくいっちゃあああああああああああああああああ、、はああああああああああああああああああああ!!」 隼鷹は体を反りかえらせ盛大に果てた。 大量の愛液が僕にかかった。 天山は水没してこわれた。 「はあ…はあ…はああああ…じゅる…」 隼鷹はもはや虫の息だった。 目は虚ろ。涎は垂れ流し。 体はびくびくと痙攣している。 だが僕の一転攻勢はまだ終わらない。 先ほどの乱れっぷりをみせられ僕の主砲はもう戦闘モードだ。 「夜戦では空母役立たずだから…乗り切る訓練がいると思うんだよ。」 「あ…うん…きて、へぇき…だからぁ」 まわらない呂律は僕をますますその気にさせた。 「いくぞ。」 ず…ずずず。。。ずん。 大量の愛液が潤滑油となりすんなりと隼鷹は奥まで僕を受け入れた。 「んっはああ…あああああん」 結合部からあふれる液の色に赤が溶け込む。 「初めてなんだろ…大丈夫か?」 「へぇきだから…動いてもいいよ」 なんて健気! 「じゃあ、動かすぞ」 いろんな液体が混ざり合ったずるずるしている。 奥まで差し込まれたソレを途中まで抜いて、 「んんん…」 差し込む。 「ひぃいん!!」 はやく。 「んっ!!んんっ!!はああっ!んひっ!!ひゃあっ!!んんっ!!」 もっと。 「はひっ!いいっ!いいよっ!きもちいぃ…っ!もっと!もっとおぉ…」 はげしく。 「はげっ!提督っ!はげしっ!!提督っ!ていとくぅ!んんんん!!!!」(禿げ提督?) やばい。止まらない。もう隼鷹、を犯すことしか考えられない。 ただ、機械的に、う、ち、つ、け、る。 「んんっ!!ははああ!!いいやあ!…動っひいいん!」 猛烈な射精感がせまるるる!! 「あぁあっぁあ!好きぃっ、てーとくすきぃ、ひゃあああ!」 「っく、射精すぞ!」 「きてっ、きてっ、、あたしも、もうっ、無理!んん!いくううううううううううううううう!!!」 「只今戻りましたていと…。」 「あ」 飛鷹…!!!!! くそ!射精コントロール! せず。 「はああああああああああああああああああああああああああああああんん」 「えーと、戻るの早すぎじゃない?」 「陸奥さんの第三砲塔が謎の爆発をおこしまして大破、さらに、その爆発に扶桑姉妹が巻き込まれてお互い中破。やむなく撤退しました…。」 あら、あらあらぁ 不幸と踊ちゃったか…。 「それよりですよ?なーにやっちゃってんですかね。裸で。」 「あ…そのーこれはねー…」 「隼鷹のこんな顔や声初めて…。こんの破廉恥提督ー!」ポーン ああ!飛鷹の頭からエレベーターが! おわり
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380 :名無しの紳士提督:2015/12/25(金) 22 17 00 ID F.hV5l7U どうも、いつも鳥海のSSを書いている者です 今日はクリスマスなので二つ投下します 一つ目は別世界観での鳥海の話です 今まで投稿した鳥海のお話とは内容が違います 独自設定も満載です NGは『ここにいる理由』でお願いします 381 :ここにいる理由:2015/12/25(金) 22 17 39 ID F.hV5l7U 12月25日はクリスマスである。 家族で過ごす日という認識もあるが、 日本では恋人同士で過ごす日という認識が強い。 ほとんどの独身者はクリスマスを一人で過ごしているだろう。 まあよくて友達や同僚と過ごすか。 俺はというと部下と二人きりで過ごしていた。 いや、そういう言い方は少し違うかもしれない。 俺達は深海棲艦との戦いの後始末をしていた。 数年前の8月15日、深海棲艦という謎の存在が突如現れ、世界を恐怖に陥れた。 それを完全に討ち滅ぼしたのはクリスマスから17日前の12月8日の事である。 それは74年前、日本が世界を巻き込んで一度破滅へと向かいはじめた日であった。 そして今、破滅へと向かっていた世界を日本が救った日でもあった。 「……さん……司令官さん……」 「ん…」 「起きましたか、司令官さん?」 「あぁ………はっ!?」 「大丈夫ですか司令官さん」 「すまない、寝てしまったよ」 鳥海という秘書的な存在の声に俺は目を覚ました。 眼鏡をかけた彼女は秘書というイメージがぴったりだろう。 服装が全然秘書っぽくない事は忘れよう。 「仕方ありませんよ。ずっとお仕事していたんですから。 最近もあまり寝てないのでしょう?」 「夜遅くまでやっていたからな」 「司令官さん…いつもお疲れ様です…」 「ありがとな鳥海」 戦いの後始末に追われていた俺を鳥海が労ってくれた。 「ふぅ…………ったく…もう終わるだろうと思っていたのに、 まさかミスがあったなんてな…… もう鳥海一人で十分と判断したのはミス判明前だけど、 慢心せずに他のみんなにも手伝ってもらえばよかったかもしれん」 「ごめんなさい、私の力が及ばず……」 「君のせいじゃないさ。それよりも仕事の続きを…」 「大丈夫です、もう終わってました」 「終わってた……ああ、私の分は終わらせて気が抜けて寝てしまったか。 本当は君の手伝いをするべきだったのに…すまない…」 「気にしないでください、司令官さんはお疲れだったんでしょう? 私が司令官さんに迷惑をかけるわけにはいきませんから……」 「本当にありがとう、鳥海……まあ仕事が完全に終わっても寝るしかなかっただろう。 そもそもクリスマスに仕事があろうがなかろうが俺にはほぼ関係なかったし」 そう。独り身の俺にはクリスマスなんて関係ない。 寂しいかもしれないけど、殊更ひがむ気もない。 「あの……司令官さんはもし今日仕事が早く終わっていたらどうしていましたか?」 「どうしていたかな……深海棲艦との戦いに全力を尽くしていたから恋人なんていないし…… むしろ仕事があって君が手伝ってくれたのが皮肉にも異性と過ごせたという事に繋がったな」 「異性と……」 「あ……」 しまった。つい口が滑ってしまった…… 「鳥海、その…それは……」 「……あの………司令官さん。もし仕事がミスがなく終わったら…… これからの時間も一緒にいてよろしいでしょうか?」 「え……?」 女性からクリスマスを一緒に過ごそうと言われたのは 30年近く生きてきて初めての事だった。 恋人同士という関係にあったわけではなかったのだが、 俺には恋人なんていないし、鳥海にも恋人はいない(はず)。 「……ああ、いいぞ」 「ありがとうございます」 俺は鳥海の誘いを受け入れ、その返事を聞いた鳥海の顔は嬉しそうだった。 その鳥海の顔を見た俺は遠い過去に抱いたある想いを心の中に蘇らせていた………… 「なあ鳥海、お前、どういうつもりだ……」 「どういうつもりって……夜戦、ですよ」 あの後仕事は何のミスもなく完全に終わった。 俺は鳥海を自分の部屋に誘ってみて、了承したので連れて行った。 そして一緒にケーキを食べたりして過ごしていたが、 鳥海がベッドに腰掛けて服をはだけさせながら、 少し恥ずかしそうに俺を誘うような行動をしてきた。 「クリスマスに男女が二人きりでいてすることといえば、こういうことじゃないのですか?」 「確かにそうかもしれないけど……でも…」 「私はかつて司令官さんに命を救われました。だから夜戦で少しでもお返しできれば……」 「助けられたって…だけど君は深海棲艦との戦いで俺の期待に応えてくれたじゃないか」 「そうですけど…でも、あの時司令官さんを不安にさせちゃいましたから…… 大破しながらも出撃しようとした私を『俺はもう大切な人を失いたくない』 って言って引き止めようとしてくれていましたから」 「あ…ああ……」 確かにあの時の俺は大切に想っていた人を何もしなかった為に『また』失う事を恐れていた。 「だから司令官さんも私のことが好きなんだなって思ったんです。司令官さん、そうでしょ?」 「ああ………確かに俺は君の事が好きだ………」 「よかった……」 鳥海の表情は安堵の表情だった。少し暗さも感じたが…… 「だったらしましょうよ。しない理由なんてないでしょう」 「だけど…」 「もしかして自信がないのですか?」 「自信がない…確かにそうかもしれない。君を苦しめてしまわないかって思ってしまってな。 俺は女性とそういった事なんてした事ないからわからなくて……」 「司令官さん、経験なかったのですか!?」 鳥海が凄く驚いた表情をしながら声をあげる。 「ないさ。意外に思うかもしれないけどな」 「本当に意外です。司令官さんは結構スケベなところがありましたし」 俺が割とスケベな事は大抵の艦娘は知っている事だ。 同僚の若い提督達と猥談していたのを青葉に聞かれていて、 そこから艦娘達にも知れ渡ったからな。 幸いな事に日頃真面目に仕事をしていた為か、 艦娘達からは呆れられる事はあれど幻滅される事はなかった。 特に鳥海がこんな俺を軽蔑しなかった事は素直に嬉しかった。 「確かに経験はないがそれくらいで怖じけづいたりはしないさ。 それくらいで君とするのを諦めたりはしない」 「じゃあ私としてくれないのは私が人間じゃないからですか……?」 人間じゃない………… そう、鳥海は人間ではない。艦娘という存在である。 艦娘…………それはかつての世界大戦を戦った軍艦が悠久の時を越えて蘇った存在である。 なぜ人間の女の姿になったのか、それはわからない。 だが、なぜこの時代に蘇ったのか……それは深海棲艦という存在を討ち滅ぼす為と言えるだろう。 深海棲艦は艦娘が現れる少し前に突如現れた存在である。 深海棲艦は艦娘とは違い、人間の姿だけではなく、不気味な化け物の姿をしたものもあった。 その力は恐ろしいものだった。破壊力こそ70年前の兵器レベルであったが、 軍艦とは違い人間とほとんど変わらぬ大きさでそれ程の破壊力を持つ存在は脅威であった。 だが深海棲艦の一番恐ろしいところは我々のあらゆる攻撃が通用しない事だった。 破壊力で勝る近代兵器も精々相手を吹き飛ばしたり足止めをしたりするのが精一杯で、 深海棲艦に傷を付ける事は不可能であった。 そして人類は制海権も制空権も失い、 生まれ育った大地すらも深海棲艦によって破壊されていった。 そんな絶望の中、艦娘は現れた。 彼女達は70年前の艦船の生まれ変わりを自称していた。 人間達も最初は彼女達の事を信じられなかったが、 人類に対して敵意を持つ者はなく、 70年前の戦争を生きた人間達の証言等も彼女達の語った事と同じ部分があった為、 彼女達に対し訝しがれど悪意を持つ者はいなかった。 もっとも、それは深海棲艦を唯一討ち滅ぼせる存在である事が一番の理由かもしれない。 深海棲艦を討ち滅ぼし続ける彼女達を見てそんな事言ってる暇なんてないと思うだろう。 かくして、艦娘と人類の連携によって深海棲艦は完全に滅びた。 だが深海棲艦が滅びた事により艦娘達はその存在理由を失ってしまったかもしれない。 そして深海棲艦と戦う為に現れた艦娘は、 深海棲艦滅亡と共にこの世界から消えるのではないか…… 確かな答えこそなかったが、そう考える人間も艦娘もたくさんいたのだった………… 「それも違う………とは言い切れないかもしれない。 心のどこかでそう思っているかもしれないから。 けどそれも違う。俺が君の誘いに応えられないのも… …俺が君を愛していいのかと不安になってしまうのも…」 「不安?どういう意味ですか? 別に誰かが誰かを愛することは、 迷惑さえかけなければいいんじゃないんですか?」 「…………」 口が滑った…かもしれないけど、喋らなかったところで複雑な想いを抱いたまま生きていき、 いずれすれ違いの元になってしまい、悲しい事になるだろう。だから俺は覚悟を決めた。 「……聞いてくれないか……」 「え…………はい……」 鳥海の顔が真剣な顔になった。俺は言葉を続けた。 「俺が君を好きになった理由…… それは俺が昔好きだった人と君がとても似ているからなのかもしれない……」 「…………」 「……その子は俺が物心ついた時から……好きだった幼馴染の女の子だった…………」 俺は思い出したくない……楽しかったからこそ、今思い出す事が辛い事を思い出しながら続けた。 「ずっと一緒で……それが当たり前だった…… 俺は馬鹿で…あの子に色々としてしまったけど……それでも時間が経てば仲直りしていた…… 俺は…それに甘えていたんだろうな……変わらない日常……… ある時もちょっとした軽口を言った。 怒っていたけど、また仲直りできるって思って謝らなかった。 だけど………それが繋がっていた絆を断ち斬ってしまったんだ。 卒業式の時も仲直りする事なく喧嘩別れしてしまった。 住んでる所が一緒だからまたいつか会えるだろうって思っていた。 でも……二度と会う事はなかった…………」 「…………」 鳥海の顔が少し驚きと悲しみ混じりになった。 「俺は後悔したよ…………どうしてあの時すぐに謝らなかったのか…… なぜ人の気持ちがわからなかったのか……やりたかった事がたくさんあったし…… ずっと一緒に生きてきた彼女と…もっと色んな事をしたかった……けど、もう……」 「…………」 鳥海は何とも言えない複雑な表情をしていた。 「…………すまない、こんな事を言って…でも君の姿は本当に初恋の子に似ていて、 俺が君を好きになったのもそのせいなんじゃないかって思えて、 君と一緒にいるのは俺が初恋の女の子と出来なかった事を 君を代わりにして行う自己満足なんじゃないかって…… だから俺には君を愛する資格なんてないかもしれない…… 君をかつて好きだった人の代わりに愛してるかもしれないって知られたら、 愛想尽かされるんじゃないか…… あの戦いが終わってからそう考えてしまうようになったんだ……」 「…………そうやって勝手に思い込んで諦める。それが自己満足なんじゃないんですか……」 「な…」 鳥海の口から出た言葉はあまりにも意外な言葉だった。 「だってあなたの言っていることは、あなた自身のことしか考えてないんじゃないでしょうか。 自分で勝手に怖がって、私の気持ちとか、全然考えてるようには思えませんから……」 「…………」 そう言われればそうなのかもしれない。俺は何も言い返せなかった。 俺は昔から自分の中でばかり考えてしまい、 相手を自分に都合よいように善く解釈したり悪く解釈したりしていた。 相手の気持ちがわからなかったし、面と向かって聞くのが怖かった。 自分の気持ちを相手に知られて、そのせいで相手との関係が壊れてしまう事を恐れ、 そのせいで相手に誤解されてしまい関係が壊れてしまった事もあった。 その反省のつもりで今は正直に言ったがそのせいで駄目に…… いや、諦めるかよ。鳥海は俺の事を好きだと言ってくれた。 なら、俺が鳥海に諭されて間違いに気付いたと言おう。そう思って… 「……でも私も自分勝手なのかもしれませんね」 「は?」 鳥海に謝ろうとしたら意外な事を言われたのだった。 「艦娘がこの世界に生まれたのは深海棲艦を倒すためかもしれない。 だから深海棲艦を倒してしまった今、 役割を失った艦娘はじきに消えてしまうのではないかと思って…… だから私は司令官さんの大切な人という役割を得てこの世界から消えてしまわないようにした。 そう、私だって自分の勝手な都合で異性を利用しようとして…… こんな酷いことしようとした私なんて……」 鳥海は己を責めていた。まるでかつての俺みたいに…… 確かに酷いかもしれない。けど俺には一つ気になる事があった。 「鳥海、俺を利用してまでこの世界に残ろうとした理由は何なんだ?」 「理由…ですか……あなたに助けられた恩返しがしたかったからです。 私は数十年前に艦としての生涯を終え、 そして長い眠りの後に艦娘としてこの体でこの世界に再び生まれました。 どうやって、何故艦だった私たちが艦娘という存在として蘇ったのかは私や他の艦娘…… そして人間たちの誰もわからない。 だけど私は蘇ってすぐ、何故生まれ変わったのかという疑問を深く抱く時間もなく、 深海棲艦という存在を見てそれが敵だと本能的に思って戦いました」 鳥海の話を聞けば艦娘は深海棲艦と戦う為にこの世界に蘇ったと考えるのも不思議ではないだろう。 「そう、あの時の君はこの世界に蘇ったばかりって言ってたな。 なんにせよあの時君が俺を助けてくれなかったら今俺はここにいなかったよ」 俺はかつて海で深海棲艦と直接戦っていた。志願したわけではなく徴兵的な形で戦士にされたのだ。 鍛えた戦士達は深海棲艦との戦いで海に散っていったり、 生き延びても再起不能だったり長い入院生活をするハメになったりしていた。 そんなわけで戦力はどんどん減っていき、戦いの素人さえも戦場に送られていった。 しかし戦える力のある者達ですらまともに戦えないのに、 付け焼き刃で素人同然な人間が戦える道理ではなかった。 技術的な進歩こそあれど深海棲艦撃破という事だけはどうしても不可能だった。 俺も深海棲艦と戦ったが駄目だった。周りの艦が次々と沈んでいく中、 俺の乗っていた艦も被弾してついに死を覚悟した。 だがその時だった。俺の艦を狙っていた深海棲艦が突如吹き飛んだ。 鳥海が砲撃したからだ。それが俺と鳥海の出会いだった。 普通は人が海に浮いていれば驚くだろう。 だが俺には鳥海が女神に見えた。深海棲艦を撃破したというのもある。 彼女によって深海棲艦は撃破された。彼女は俺の乗っていた艦に招かれた。 彼女を間近で見た時俺は一緒驚いた。俺がずっと想いを抱いていた少女と似た雰囲気だったからだ。 髪の長さや胸の大きさこそ違っていたが、 俺が小さかった頃に抱いていた想いと似たような想いが芽生えていた。 「だけど、私が敵を全て倒したと思い込んで確認を怠ったために 隠れていた敵の私への攻撃からあなたが私をかばって大怪我をして…」 「気にするな。今生きてるからそれでいい。 それにあの時君をかばわなかったら君も俺もみんな死んでいたさ」 あの時の俺は他人を助けたというよりも半ば死に急いでいたという感じがした。 もちろん死にたいと思ってやったわけではない。 今まで人の役に立てた記憶がなかったから、 死ぬとしてもそれが他人の為になるなら、って感じだった。 実際鳥海を助けた理由も好きだった人に似てたからではなく、 深海棲艦を倒した彼女が無事なら彼女が深海棲艦を倒し、 生き残っていた者達や、世界を助けられるかもしれない、 だから自分が犠牲になる事になっても構わないと思ったからだ。 鳥海を庇って深手を負う事になった俺は、 鳥海が深海棲艦の生き残りを撃破したのを見てそう思って意識を手放した。 まあ幸いにも命に別状はなかったらしく俺は何とか生き延びた。 しばらく安静にしていれば動けはする状態だったからまた戦場に送られるのだろうと思っていたが、 俺達が鳥海と出会った前後に各地で他の艦娘と邂逅したとの報告が多数あり、 その艦娘達が集まって艦隊を結成し、人間ではなく艦娘が戦いの主役になった。 艦娘の運用は人間達の艦隊の運用とは勝手が違う為、 指揮経験を持った者と素人との差がほとんどない状況だった。 俺は他の者達と共に艦娘の指揮方法を模索しつつ猛勉強した。 結果、俺は艦娘を指揮する『提督』になった。 そして俺は艦娘や世界中の人々の命を預かる者の一人として深海棲艦と戦ったのだった。 「だからさ、あの時は互いに助け合っていた形だから、俺だけが君を助けたなんて…」 「……深海棲艦との最後の戦いの日、私は命を落としかけました」 「え?ああ……」 いきなりの言葉に俺は思わず驚いた。 「あの深海棲艦が鎮守府を攻めようと迫っていた日、 私は傷付き疲れ果てていて、艤装もほとんど破壊されていました。 それでも……傷付いた艦娘達の中では私が唯一戦える力を持っていました。 だから無傷だった他の艦娘達と共に深海棲艦を迎えうったのです。 司令官さんの引き止めも無視して……」 「そうだ。君が傷付いた体で出撃して、もし何かがあったらと思ったらつい……」 「そして私は奮戦したもののあと一歩というところで沈んでしまった……」 「あの時は本当にもう終わりだと思ったよ……」 「私もそう思いました。 でも…………薄れゆく意識の中、私の脳裏に様々なものが浮かんできたのです。 司令官さんの姿……それも司令官さんの小さかった頃の姿が。 そして司令官さんがたくさんの人達と楽しく遊んでいた思い出が…… その中で一際大きく鮮やかに輝いていた、私に似た少女の笑顔……………………」 「…………」 「その時…出撃前に司令官さんから言われた言葉が頭に響きました」 「……確か………『大切な人をもう二度と失いたくない』って、あの時君に言ったんだったな……」 「ええ。その言葉と…私の脳裏に浮かんだ、私に似た少女の姿…その二つが結び付き…… どんな事情だったのかわからないけど、 あなたは昔好きだった人と一緒になれなくて、その事が心残りとなっていて、 もし私まであなたと永遠に別れてしまう事になってしまったら………… そう思うととても悲しい気分になり、ある思いが芽生えました。 この人を支えたい……悲しませたくない………もう独りにしたくない…………」 落ち着きながら喋っていた鳥海だったが、その声に徐々に感情的になっていった。 「そう思っていたら…私の傷付いた身体が癒され、壊れた艤装も蘇りました。 そして、改二になれなかった私が、ほんのひと時とはいえ改二になれた…… もしかしたら、あなたへの想いが、きっと奇跡を起こしたのかもしれません」 「……確かにあの時の事は本当に奇跡だったのかもしれないな」 「私も驚きました。あんなことが起こったことに…… でもあなたへの想いが私を再び蘇らせ、深海棲艦を打ち倒させてくれた。 そして深海棲艦との戦いを終わらせてくれた…… そう、あなたが私を…いえ、世界中の人々を救ったんです」 世界中の人々を救ったのはあくまで結果論だ。 鳥海があのまま沈んでいても、他の艦娘が深海棲艦を倒していただろう。 だけど鳥海を救った事……それは間違いなく俺が救ったと言えるのかもしれない。 「だから私は救いたい。私を、世界を救ってくれたあなたの心を…… あなたの心の中にいる大切な人……その人と出来なかったこと、やり残したこと…… その未練のすべてを私が受け止め、再び立ち上がらせてあげたい。 人ならざるものだった私が人の……女性の身体を持ってこの時代に蘇った。 それも、あなたの心の中にいる大切な人の面影を持つ少女として…… それが私に与えられたもう一つの運命なのかもしれません」 運命…か。重巡洋艦鳥海の進水日は俺に命を与えてくれた人の一人がこの世に生まれた日… 重巡洋艦鳥海の戦没日は俺に命を与えてくれた人の一人に命を与えてくれた人がこの世を去った日…… 偶然かもしれないけど、数々の偶然は重なると運命となるのかもしれない。 理屈になってないかもしれないけど……鳥海は俺の大切な人の全てだと、そう言える気がした。 「深海棲艦を討ち倒す艦娘としての運命、そして…… あなたの悲しみを癒す者として……だから…………」 俺を見つめる鳥海の瞳はまるで全てを貫く蠍の心臓のアンタレスのように紅く輝いていた。 彼女が俺を想う気持ちは間違いのないものだろう。 たとえ自分が誰かの代わりとしてしか見られなくとも、 抱いた想いを最後まで貫き通すだろう。 そこまで覚悟を決めた彼女を俺が拒むなんてできやしなかった。 「…………ありがとう……鳥海…………そこまで俺を想ってくれて……」 「司令官…さん……」 「君が俺を想っているから消えたくないと思う気持ちと同じくらい 俺も君に消えてほしくないと思っている。 俺は君と一緒に生きていきたい、君と幸せになりたい。 君と一緒にいつまでいられるのかはわからない… けど!俺はもう後悔なんてしたくない!何もやり残したくない!だから…」 「ありがとう…好きです……ん!」 「ッ!?」 言葉を紡ごうとしたが言葉で遮られ、紡ぎ直そうとしたら唇を閉じられた。 だがそれは拒絶の意味ではなかった。 目の前に彼女の顔があった。彼女は自らの唇で俺の唇を塞いでいたのだ。 柔らかくて、温かくて、きっと人間のそれと本当に変わらないような………… 俺のドキドキは止まることなくどんどん加速していった。 これからの事に期待するかのように………… 「もう……準備は出来ています…いつでも…いい…です……」 鳥海は俺が少しでも早くできるようにしようとしたのか自分で自分を高めていっていた。 確かに俺には経験がないが…いや、何も言うまい。 俺は鳥海が指で開いた秘部を詳しく見る為に顔を近付けた。 「…おかしく…ない…ですか………」 鳥海は少し震えた声で聞いてきた。 経験のない俺には正しいのかどうかはわからなかったが、 本等で見たものとそれほどの違いは見られなかった。 俺が言うのもあれだが、経験のない処女のそれっぽかった。 「多分……な……」 「そう………」 「鳥海………挿れるぞ…………」 「…………」 鳥海は軽く頷くと眼を閉じ、力を抜いて受け入れようとしている風に見えた。 俺は熱く、硬くなっていたちんちんを手で添えながら 鈴口を鳥海の膣口にキスさせるように当て、入れようとした。 しかし入らなかった。ちんちんの先端は鳥海の大切な場所の入口、 そこを護る清らかなるヴェールに阻まれた。 その瞬間、とてつもない射精感が俺の股間に込み上げてきた。 今までの自慰での経験上それがもはや止められない事はわかっていた。 俺は外で出すわけにはいかないと思いっきり鳥海の膣内に突き入れた。 プチッ! 「くぁっ!?」 全力で突き入れたからなのか、高い音をたてて処女膜が敗れたような音がした。 俺はほぼ一瞬で鳥海に根本まで飲み込まれる形で最奥まで辿り着いた。 膣内の感覚は人生の中で今までに感じた事がないくらい温かくて気持ちのいいものだった。 だがそれを感じでいる暇はなかった。鳥海の膣が更にきつく締め付けてきたのだ。 異物挿入に備えて身体が阻止しようと勝手に反応したのかもしれないが、 俺の突き入れがあまりにも速く、逆に入ってきたものを離すまいとした形になっていた。 もはや射精寸前だったとはいえ、 それによってもたらされた気持ちよさは俺の射精を更に早めたのだった。 びゅるん それは解き放たれた。 期せずして一ヶ月ほど溜め込んでいたからか、 自分でもかなりの粘度を感じた。 びゅるっ…びゅるっ…びゅるっ… 凄く…気持ち良かった。尿道を駆け抜ける快楽と、 ちんちんが粘膜を押し広げるように膨らむ時に感じる快楽が…… びゅるっ…びゅるっ…びゅるん… 粘膜と粘膜が触れ合っている感触がこれほど気持ちの良いものとは思わなかった。 気持ちいいだろうとは思っていたけど、それは射精の時の律動くらいに思っていた。 びゅるん…びゅるん…びゅる… まだ出てる……まるで俺がずっと吐き出さずに内に押し止めていた想い、 それを全て吐き出すかのように…… だけど、その想いは鳥海への想いではない。 鳥海に似た、かつて俺の心の中にいた大切な人への想い… それを鳥海への想いに乗せて解き放っているのかもしれない。 びゅる…びゅる…びゅる…びゅる… ここまで…ここまで溜め込んでいたのか……それを鳥海は受け止めてくれていてくれる… それが、本来自分へ向けられなかったかもしれないものだとしても…… びゅる……びゅる………びゅ…………びゅ………… 俺は快楽に酔いしれながらも様々な事を考えていた。 びゅ………………びゅ…………………… やっと射精が終わった。思えば自分だけ気持ち良く………鳥海は!? ほとんど自分の世界にいた俺は鳥海の心配なんてしてなかった。 俺は鳥海の顔に目をやった。鳥海の顔は少し虚ろだった。 「鳥海……」 俺は言葉に力が入らないながらも思わず呼び掛けた。 すると鳥海はこちらに反応して俺の顔を見た。 「………終わった……の…………?」 「…………」 俺は鳥海の問い掛けに隠す事なく正直にただ頷くだけだった。 俺だけ勝手に気持ち良くなったんだ。 文句言われたり責められたりしても仕方ないだろう。 しかし鳥海は俺に対して笑顔で答えた。 痛みを耐えるかのような感じではあったが、確かに笑顔だった。 「ありがとう…………」 俺も少し笑顔になりながらもそう言って感謝の気持ちを表し、 そしてそのまま意識を手放した………… 俺は目が覚めた。覚めたとはいっても瞼はまだ閉じていた。目が覚めたのは重さを感じていたからだ。 俺は目を開いた。そこには鳥海が俺の目の前にいた。俺は仰向けのまま、鳥海に乗られていたのだ。 「ふふっ、起きましたか」 「鳥……か……………うおっ!?」 意識がはっきりしつつある中、鳥海が裸であり、俺も裸であり、 二人のあそこが結合していて、少し赤く汚れているのに気付いた時、 俺の意識は完全にはっきりとした。 「あ、そ、その……き、昨日はすまない!」 俺は昨日の事について謝った。 「初めてだったのでしょう?仕方ありませんよ」 「そ、そうじゃなくて…いや、それもそうだけど、 自分だけ勝手に気持ち良くなったあげく寝てしまって……」 俺は本当にすまない気持ちだった。 「最近お仕事ばかりでまともに眠っていなかったんでしょう。仕方ありませんよ」 「けど…」 「それに、あなたの寝顔、とっても安心しきった感じで、穏やかな顔でした。 少し前に仮眠していた時は、穏やかでなくて、 険しい顔をしていましたから…心配してましたよ……」 「そうか…心配かけてごめんな」 「でももう大丈夫みたいですね。何だか昨日までと比べて元気な気がしますし、 それに………こっちもとっても元気です…………」 「ん………」 鳥海が結合部の方に目をやった。俺は勃起していた。 「あ……これは、だな…男特有の…」 「わかってます。でも昨日はすぐに終わっちゃいましたし、だからもっと楽しみましょう。 あなただってもっと気持ち良くなりたいでしょうし。 ふふっ、大丈夫ですよ。昨日からずっと私の中にあなたがいましたから。 だから激しく動いたりしても……ね」 「……鳥海がそう言うのなら!」 俺は鳥海が下になるように体勢を変え、早速腰を動かした。 激しく、と所望していたがさすがに最初からそうするのはどちらにもつらいと思い、 まずはゆっくりと動いた。 「うぅ……ん……」 「鳥海…」 「大丈夫…あまり痛くない…です…」 鳥海はそう言ったが少しだけ苦悶に満ちた表情だった。俺はスピードを落とした。 鳥海の顔から苦しみが少し消えた気がしてそのまま続けた。 しばらくして滑りがよくなってきた気がしたのでまた少しずつペースを上げた。 じゅぷ……じゅぷ…… 膣内が濡れてきたのか水音も立ってきた。 その音が俺を更に興奮させ、腰の動きを早める。 俺は求めた。まるで心に残る思い出を作ろうとするかのように。 艦娘はいつ消えるのかはわからない。 明日どころか下手したら次の一瞬にも消えてしまうかもしれない。 しかしもしかしたら考えが間違っていて、艦娘は消えたりしないかもしれない。 どちらにしろ根拠なんてものは何もない。 楽しい思い出があれば後で苦しくなった時に余計につらくなる。 だけど、何もしなければ、何もしなかった事を後悔するだろう。 どちらにしろ後悔するのならやるだけやる。 俺は心の中の欲のままに動き続けた。そしてその時はまたやってきた。 「鳥海っ…もう…出る…」 「っ…ええ…来てください………全て受け止め…」 ドクン! 鳥海の言葉が終わらない内に射精してしまった。 びゅーっ、びゅーっ 一晩経ったとはいえ二回目の射精。最初の時よりも勢いがある気がした。 「くぅ…ん……うぅ……」 「ぁ…ぁぁ……ぁ……」 俺は我慢なんてしなかった。ただただ奥に腰を押し付けていた。 少しでも『今ここにいる』鳥海に子種を植え付けるかのように…… 艦娘が人間の精子で受精し、着床して、子を成せるのかどうかはわからない。 それでも……それでも俺は今、心から愛している女性との間に子供が欲しかった。 俺と鳥海が愛し合った証…鳥海を繋ぎ止めるもの…鳥海がこの世界にいた証…… 僅かな希望を信じ、俺は鳥海に全てを吐き出していた。 鳥海もきっと、俺と同じ事を考えながら、欲望とも言える愛の全てを受け止めていた。 「ん……あ………お腹の中………あなたので…暖かい………」 長い射精が終わった。鳥海の顔は昨日と同じく嬉しそうだった。 自分のお腹の中に感じる暖かな感覚…… それが自分が今生きていると彼女に実感させているのだろう。 とりあえずこれでひとまずの終わり…… かと思ったら射精が終わったにもかかわらずちんちんは硬さを保っていた。 「鳥海、もっと…」 「もっとください…」 俺も鳥海も求める気持ちは一緒だった。 俺は今目の前にいる女性を愛する事しか考えてなかった。 俺はまた動こうと腰を引こうとした。が、引けなかった。 鳥海が脚でがっちりと締め付けていたからだ。 俺は鳥海と目を合わせた。鳥海が少し恥ずかしそうな笑顔をしながら脚を解いた。 俺は再び…いや、三たび彼女を愛しはじめた………… そして、それから半年が過ぎた………… 「あの戦いからもう半年も経ちましたね……」 鳥海は今も俺の傍にいた。 「ああ……鳥海、さすがにこんな体でそんな格好はどうかと思うぞ」 「摩耶の言う通りね。いくら艦娘鳥海としての正装とはいえ、お腹を出すのはまずいわよ。 あなただけの体じゃないんだから、しっかりと着込みなさい」 「それにしても提督も隅に置けないわね。 今6ヶ月なんでしょ?つまりクリスマスの時に………きゃあっ」 鳥海だけでなく高雄型の重巡洋艦姉妹も…… いや、艦娘みんながまだこの世界に存在していた。 「しっかし、お前がまさかあたし達の上官で居続けるなんてな」 「深海棲艦との戦いで頑張った結果が認められたらしいからな。 まあ割と無茶ばかりしていたけどな。 別に俺は提督の座に今でも居続けるつもりなんてなかったけど、 提督辞めたって食っていけるとは限らんからな。 だから活躍が認められて提督でいられる機会を得たなら、 俺はその期待に応えて提督で居続けるつもりだ」 「まあ、子供がもうすぐ生まれますから安定したところにいたいですしね。 ご両親にも心配をかけたくないでしょうし」 「安定…か…」 「摩耶、どうしたの?」 「だってさ……あたし達艦娘っていつ消えてもおかしくないよな」 「そうかもしれないわね。艦娘が深海棲艦と戦う力を持って生まれたということは 深海棲艦がいなくなった今、艦娘の存在理由がないかもしれないから」 「鳥海は提督にとって大切な存在となることで存在を保とうとした…… いえ、それは後付けの理由ね。 提督が鳥海を好きで、鳥海も提督に想いを抱いていて…… それは人間の持つ恋心を艦娘も持っていたということかもしれない……」 「でも鳥海だけじゃなくて艦娘みんながまだこの世界にいる…… ……もしかしたら艦娘そのものにまた別の役割があるのかもね。 例えば深海棲艦がまだどこかにいて今は表に出てきてないけどまたいつか蘇って、 その時のために私たちがまだ消えることなくこの世界にいるのか……」 「もしかしたら艦娘が次に戦う相手は人間かもしれません…… 艦娘はかつて艦だったころも日本を守るために戦い、そして守り切れず敗れてしまいました。 だからこの国を守るために艦娘は未だに居続けている…… …もしかしたら私たちの力が侵略に使われたりも…」 「そんな事!人間同士の愚かな争いなんて二度と…… そりゃあ攻められたなら戦うが、相手を不当に侵すような事なんて、絶対に!」 高雄の不安がる言葉につい強く反応してしまった。 「提督……?」 「……俺は悲劇は二度と繰り返させない……過ちは二度と繰り返させない……」 俺は決意した。提督として、戦争という行為を二度と起こさせない。 そして艦娘達を人に仇為す存在にさせないと。 「……お前、本当に昔と比べて変わったな」 「摩耶……」 「昔出会ったばかりの頃は頼りなかったけどさ、 深海棲艦との戦いの終わり頃には随分と立派になったよ。 そん時でも対深海棲艦の時くらいしか頼りになる感じがしなかったけど、 今はもう十分立派だぜ」 「そうね。これなら鳥海ちゃんを安心して任せられるわね」 「鳥海が提督を好きと知った時はほんのちょっと不安になったわ。 鳥海の決めたことだから私たちがとやかく言えることじゃなかったけどね。 今の提督は本当に立派でかっこいいわ、うふふっ!」 「姉さん……ありがとう……」 姉に認められた鳥海は本当に嬉しそうだった。もし姉達に反対されていたら… それでも俺への愛は貫いていたかもしれないけど。 「ところで鳥海、あなたは今は改二じゃないみたいね」 「ええ…」 「私や愛宕はかつて改装され、摩耶も改装こそされなかったけど対空能力を強化された。 だけど鳥海は何の改装もされなかった」 「あたしでさえ改二になれるかどうかって感じで、まあ何とか改二にはなれたけど、 かつて改装されなかった鳥海は改二になることができなかった」 「はっきり言って絶望的だったわ。でも…どうしてあの時だけ改二になれたのかしら? 鳥海ちゃん、全てを失い沈み行く中、突然光に包まれたと思ったら艤装を再生…… いえ、変形させて燃料も弾も全て回復して、 そのまま最後の深海棲艦と戦い、そして打ち倒した……」 「あの時の艤装、間違いなく改二……もしかしたらそれ以上かもしれない。 見たこともないくらい光り輝いていた…… 戦いが終わった後は元に戻ったわ。それからはもうあの時みたいにはならないけど… 一体どうやってあんなことになったの?」 「どうやってって……あの時は司令官さんをもう独りにはしたくないって強く思って…」 「もう?」 「私の中に……重巡洋艦鳥海としての記憶や… そこに乗っていた人たちの記憶とは明らかに違う情景… 幼い頃の、楽しそうに女の子と遊んでいた司令官さんの姿が見えて…」 「…鳥海が見たものが本当に提督の過去の記憶だとして、どうしてそれが見えたのかしら?」 「提督、お前鳥海に何かしたか?」 「特に何も……ん……いや、まさかな………」 「何か心あたりでもあるのか!?」 「落ち着いて摩耶!」 「かつて俺は鳥海を深海棲艦から命をかけて庇った事があった…… その時は何とか二人とも助かったけど…… その時に血を多く流してしまって、 周りにいた他の奴らから輸血されなきゃ危なかったくらいで…… つまり鳥海や艤装に、命をかけた俺の血が大量にかかったって事……だよな?」 「ええ…あまりにも多くの血が流れて……本当に心配しました……」 「じゃあ、提督の血のせいなのか?」 「俺の血だけじゃないだろう。俺が鳥海を想う気持ちと鳥海が俺を想う気持ち、 それらが俺の命をかけた熱い血潮と合わさって奇跡を起こした…… それくらいしか考えられないな」 「そうだって証明することは出来ないけど、違うとも言えないな……」 「だけど愛の力が起こした奇跡だなんてとても夢がありますよね」 「でも愛の力が起こした奇跡の最も足るものは提督と鳥海の間に、愛の結晶を作った事ね」 愛宕の言っている事はもっともな事だろう。 そりゃあ愛のない関係であろうとも生まれるものもある。 命が生まれる事、命を育む事は本能であり、 愛というものは人間が考えた綺麗事に過ぎないものかもしれない。 けど…俺は愛を信じたい。 俺が鳥海に子供を宿させられたのは彼女を想う気持ちがあったから。 彼女が人間との間に子供を作れるかどうかわからない、 彼女がいつか消えてしまうかもしれない。 そう思ってもなお、俺は彼女への愛を伝えないではいられなかった。 愛を伝えぬ内に時が愛を伝えられなくしてしまい、後悔なんてしたくなかったから。 だから愛は形となった。これは人間同士でも変わらない事のはずだろう…… 「艦娘が人間との子供を母としてその身体に宿す…… 私たち艦娘という存在も人間と変わらぬ生殖能力を持つということが言えるかもしれないわね」 「でもさ、人間と艦娘のハーフってのは一体どんな子供が生まれるんだ? 男と女で能力に差があるのか、そもそも生まれた子供はどっち寄りの存在になるのか……」 「なんにしても、もし力を持って生まれたとしたら、どんな酷い事になるか……」 「人間の科学力は戦争に関係して進歩してきたという事実はあります。 遺伝子工学の進歩によって、能力者がたくさん生まれて、また悲惨な戦争が起きてしまう…… もちろん、今の段階では断定は出来ないから杞憂に終わるかもしれないけど…… それでも今いる艦娘という存在だけでも悲劇を生み出してしまうかもしれない」 「そうなるくらいならいっそみんな消えちゃえば…」 「…何かを犠牲にしなきゃ、何かが解決しないとか、 そんなのは嫌だな……綺麗事かもしれないけど、でも……」 「提督…」 また同じ話題になった。それだけみんな不安を抱いている事のあらわれなのかもしれない。 「何もしようとせず、ただ楽な方へ流されて不幸になるなんてのは、もうゴメンだ」 「あの時の戦争も、流れの末に起きたという側面もありますからね」 「戦争が起こる理由はそれぞれ違います。 領土が欲しい、資源が欲しい、支配をしたい、支配から解放されたい、 相手が自らの信じるものと相容れない存在である、長年の怨嗟を晴らす……… 多くの場合妥協をして戦争を回避しようとつとめますが、妥協が出来なくなった時。その時…」 「戦争が起きるってわけだ。いくら口では戦争反対って言ったって、 追い詰められた奴が我慢なんてできやしないだろうさ」 「だからこそ戦争が起きないように一人一人が動かなきゃならないんだ。 何をすればいいのか具体的な事がわからない俺には他人に偉そうな事は言えないけど………… 高雄、愛宕、摩耶、鳥海……君達や他の艦娘達には戦争の悲惨さを伝えてほしい」 「戦うために造られたあたし達が戦争の否定とか説得力ないんじゃないのか?」 「確かにな。だが、戦争の悲惨さを伝えられる人間は、今この時代にはもうほとんどいない。 恐らく君達ぐらいだろう、これからもずっと正しく伝えられるのは」 「確かにそうね。私たちはあの戦争の記憶を完全に覚えている。 戦争がどのようなことだったのか、そしてその結果どうなったのか……」 「だったらあたし達は伝えてかなくちゃならないな。いつ消えちゃうかわからないしさ」 深海棲艦出現前の日本は戦争への道を進もうとしていた。艦娘が日本に多く現れたのは、 永遠に戦争放棄をすると誓ったはずの日本が再び過ちを犯すことを防ごうとしたからかもしれない。 もしかしたらそれが艦娘が未だにい続ける理由なのかもしれない。 艦娘に寿命があるのかどうかはわからない。 見た目の年齢から人間と同じように歳を重ねていくのかもわからない。 でも鳥海は俺の子供を宿した。創作だと異種族での絡みには寿命差の問題とかもあるが、 それがわかるのは今ではないだろう。ならば考えても仕方のない事だ。 「でも日本とかを守りながらというのは大変そうね」 「それでもやらなきゃならないさ。後悔なんてしない為にな。 だからみんな、力を合わせて頑張ろう!」 「はい!」 「うん!」 「おう!」 「ええ!」 四人の声が同時に響いた。 誰も未来の事なんてわからない。何が起こるか、いつ死ぬか…… 予想は出来ても、その時にならなければわからない。 今まで当たり前だった事が今から当たり前でなくなるかもしれない。 だから人間は頑張る事が出来る。 最悪の未来から逃れる為。今の幸せを守る為。より良い未来へと向かう為。 俺はかつて頑張る事が出来なかった。その時に出すべき全力を出すことが出来なかった。 今までの日常がずっと続くと思っていた。 苦しい事があっても何とかなると思い、その日暮らしをしていただけだった。 だから俺は大切なものを失ってしまった。 時間、金、友達、知識、そして、ずっと一緒にいたかった大切な人を…… 俺は後悔した。全力を出してひたむきに生きる事をまったくしてこなかった事を。 だから俺はもう二度と後悔しないよう全力で生きようと誓った。 俺は今、戦争の悲惨さを知っている艦娘という存在と共に在る。 戦争もその時にすべき事をせずに流されてしまった為に起こってしまったという事もある。 だから俺は悲劇を二度と繰り返さない為に彼女達と共に戦争を否定し続ける。 今ある命、これから生まれて来る命を守る為、 そして――愛する人と離れる事なく人生を共に歩み続ける為に―― ―完― +後書き 402 :名無しの紳士提督:2015/12/25(金) 22 39 21 ID F.hV5l7U 以上です 今回はいつもの人間=艦娘とは違い、 かつての艦船=艦娘という感じで書きました 書いていた時にリアルで精神的に辛いことがあり 11月上旬に書き始めたのに途中で停滞して1ヶ月以上かかってしまいました 自分にはシリアスよりな話は向いていないのかもしれませんね…… これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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前の話 1 柔らかい初春の陽が、執務室の床を照らしていた。人の一人もいないその部屋には、外からの鶺鴒の鳴き声が小さく響き、春風凪ぐと窓が大仰にガタガタと震えた。 午後の麗らかな陽気に、しかし耳を澄ませてみれば、それ以外にも物音がある。 執務室北西の奥には、木戸に隔てられた部屋がある。広さは八畳。箪笥と蒲団以外何も置かれていないそこは、この鎮守府の長たる提督の臥房である。洋間である執務室から一段の段差越しに廊下が伸び、先にはい草の畳が侘しく敷き詰められていた。 景観は、さながらアパートの一室といったところであったが、この部屋の主が最低限の物しか置かないために生活感は絶無と言っていい。 隅に遠慮がちに敷かれた蒲団は、組み合わせとしては申し分ないはずなのに、どこか烈々と違和感を放っているのだった。 今、まさしくその蒲団に顔を埋め、毛布を手繰る艦娘がいた。蕩けた眼は薄く開き、頬は赤く、息は獣のように荒い。もぞもぞとマーキングするかのように、体全体をなすり付けながら、時々思い出したかのように入り口の方へ視線を向ける。 浜風は提督の不在に、背信による情欲を昂ぶらせていた。半日の休暇は、だがもうすぐ終わるはずであった。 何時彼が帰還して部屋を覗くかも分からない状態で、だがこの羞恥の危機感が、むしろ興奮を促していた。 決して触れる事のできない腹底を熱い疼きがのた打ち回り、鋭敏になった皮膚感覚が触れるもの全てに悦楽を見出す。芳香肺に満ち、 彼に抱きすくめられているかのような錯覚が、妄想をより補強した。嫌悪して止まなかった“ああいった行為”を繰り返してきた彼の、 しかし手練れた指使いや舌や、或いは言葉を想像しては、内股が強張り震えるのだった。 彼女の根は、未だこういった衝動による行為を容認してはいなかった。逃げ道として、今の自分は本来の自分ではないという言い訳 を脳内に用意した上での自慰であった。だから、空想しているのは彼によって懲罰を受ける自分であり、そこに彼女は一種の救いを幻 想しているのである。 普段朗らかに何をされても許してしまうような提督の、蔑みや軽蔑の視線をイメージしては、心内でひたすらに謝り続ける。いかに も無垢な風を装っておいて実はこんなに変態だったんだと、なじられ謗られ、だがそうした想像に顕れる胸の切なさや痛みが甘い悦び だった。ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返し胸の内に唱えた文言は、何時からか知らずの間に実際に口から呟き漏れていた。 捗々しく進んだ妄想の果ては、口淫である。約一月前、今考えてみれば気が触れていたとしか思えない行動だったあのフェラチオの、 苦しさや痛みや、彼の熱さ、鼓動。口や喉で感じえた全てのものを思い起こすのだった。 ただ妄想の中では、あの時のように自分からするのではなかった。彼から無理やりに髪を掴まれ、暴力的な肉槍が唇を割り、陵辱さ れるように喉を犯されるのだ。彼女は屈辱と苦痛の罰を欲していた。むしろ痛めつけられる事が至上の欣悦なのである。 未だ、手は毛布を掴んだままであった。彼女は体を触る事さえしなければまだボーダーを越えてはいないと錯謬に認識し、その考え に支配されていた。真面目で性を嫌悪する外面の自身が、情欲に翻弄されたこの様を決して許しはしないのである。 一回でも触れることができたならそれだけで容易に絶頂し、安堵と罪悪感の中で満足を感じるはずであった。この蒲団の香りを嗅ぎ 続けているのも途端、馬鹿馬鹿しくなって、自己嫌悪の念を胸に抱きながら部屋を出る事だってできるはずだ。 それが分かっていても、毛布を握っている掌を矜持がぐっと押さえつけていた。アクリル素材の毛羽立った繊維が、鉤爪状に皮膚を 突き刺しているようだった。狂おしい程にもどかしく、強情がきりきりと胸を締め付ける。 浜風は今一度、扉の方を確認した。視線を向けたとて彼の居場所を知れる訳も無く、耳を澄ませたとて隣の執務室に入ってきたのか さえも分からない。無意味な行動であるしそういった自覚もあったのだが、自身のしようとしていることが余りに倒錯しているから、 確認せずにはいられなかったのだ。 体の熱に促されるまま、彼女は首もとのスカーフに手を掛けた。しゅるという布擦れの音が予想以上に大きく響き、ぎょっとして再 三ドアを見た。理性が引きとめようとするままに、しばらくは固まっていた彼女であったが、とうとう劣情が覚悟を定めると意を決し てボタンにまで指を伸ばす。 露出した胸元を冷えた空気が撫で上げた。完全に開かれ、腕の通されただけになったセーラー服が、背中の中ほどにまでするりと落ち る。白く柔らかな背筋に隆起した肩甲骨の影が映り、荒い息遣いの上下する胸が、下着の中の乳房を僅かに揺らした。 フロントホックにまで手を掛ける。頂が露出するのに未だ抵抗があったから、すぐに毛布を手繰り寄せた。そのまま腹ばいに寝そべ ると押し潰された双丘が厭に苦しく、肘を立てて体を支えた。 ほぼ半裸に近い状態で、凸の字になった蒲団と毛布を抱え込むようにして伏せている。自身の無様が意識され、まさしく性欲とでも 言うべき体の中からの衝動が頽れもした。だのに臓腑の熱さやぬめりや、そういったグロテスクな“何か”の疼きは一向留まる所を知 らず、その厭悪の無様に倣うより他はなかったのだった。 彼女はおずおずと、まるで芋虫が下界を這うように体を揺すり始めた。自重を取り残したかの如く、前後するたび体に遅れて擦られ る、二つの柔らかな珠。ピリピリと火傷傷のような刺激が、桃色の頂を焦れったく凪いだ。絞られた肺が空気を吐き出し、独りでに震え る喉が淫靡の音階を刻んだ。蒲団が余りにも彼を感じさせるから、まるで本人を穢しているかのような錯覚を覚え、胸を浸食する罪悪 感は途端にその速度を増したのだった。 強姦だ。浜風の脳裏にその一言が浮かび出た。これは彼を冒涜し、貶め、代わりに自身を満足たらしめる、即ち強姦に他ならない。 陵辱、強淫。文言が頭をよぎる度に異常の興奮が腹底から沸いてきた。奔放な彼を犯しつくし、もう二度と自分以外を見れないように してやると、ほの暗い情欲が支配の悦を求め始めていた。罪の意識の反面に、獣の欲望が滾っているのだ。窮屈に潰れた谷間を蒸らす 汗が、それを表しているように思われた。 彼女の目尻から雫が零れ落ちた。どれだけ高潔にいようとしても、結局は肉の体には逆らえない。その歴然たる事実、今こうして蒲 団を後ろめたい用途に使っているという事に惨めさを感じていた。漏れ出す声は嗚咽か嬌声か、最早入り混じり区別はなくなっている。 崩壊した理性、顕れた獣性に従うまま、彼女は黒ストッキングの淵へ指を差し込んだ。腰を折り体をくの字に曲げ、ずるずると色白 が外気に触れていった。蜜を溢れさせた秘所は切なげにひくつき、降りてゆく下着との間に透明の橋を渡した。この穢れを、彼に塗り たくる。その欲求は絶対に消化しなければならないものであった。さもなくば狂って切な過ぎて死んでしまうと、彼女は本気でそう信 仰しているのである。 一度高らかに上がった腰が、徐々に蒲団に近づいてゆく。もう頭からは、その後の処理であるとか倫理だとか性欲を押さえ込む思考 は悉く弾かれていた。今、まさしく、刺激への貪欲さを湛えた朱の口が彼とキスしようとする瞬間、 だが、突如として戸が開いた。 「なに、しているんだ?」 平坦の声であった。浜風は硬直し、指の一筋さえまったく動かせなくなっていた。冷水を頭から被されたように、心臓が縮こまり思 考が冷凍され、何もどうする事もできないのである。脳内には虚無が進展する。背中を露わに尻を突き出し、さっきまで穢していた提 督に実際にその姿を見られているのにも関わらず、恥も何もかもが消え落ちていた。当然声など出るわけも無い。不気味に揺れ動かな い心内を、ただ客観に眺めているような感覚で、ただ硬直し続けていた。 「あ、僕は何も見ていないから。ごゆっくり」 そうして、察しの良い彼はクールに踵を返す。悲鳴と、蒲団を打ち据えるぼふ、ぼふという音が漏れ出し始めたのは、それから一分は経った後であった。 2 執務室とこの部屋とを遮る一枚の木戸は、今の浜風にとってまさしく地獄の門と同等のものであった。 幸いにして寝具に汚れはなかった。隅から隅まで執拗に視線を廻らし確認した後、乱れを整え、事をする前の状態にまで完全に復元 した。部屋の隅に消臭スプレーを見つけるや、毛布に細かな水滴の見えるまで吹き付けて、窓を開けると部屋の空気を団扇で遮二無二扇 ぎ続けた。どこにも残滓を残していない事を確認すると急ぎ扉にまで近づいたのだが、ドアノブを握ると恐怖や羞恥が腕の力を悉く抜 きさって、躊躇いの体勢のまま既に五分は過ぎ去っている。言い訳はできず、だからこそどんな顔をして彼と口を聞けばいいのかも分 からなかったのだ。 思えば一ト月前、この部屋で夜を明かした時も似たような心持であった。舌を噛み切りたくなるほどの情けなさや慙愧。蒲団のある 方とは反対の壁に背を付けて、肩膝を抱えて寝ていた彼を視界に入れ、彼女は嗚咽を我慢する事ができなかった。あれだけの事をした のに唯一の寝床を貸し与え、離れた所からただ見守っていた。そう分かった途端に、自身の惨めさを到底許す事ができなくなったのだ った。 もう死ぬしかないと本気で考えた。これ以上彼からの優しさや気遣いを受け取ったなら、完全に矜持が手折れると思った。その行き詰 まった寂寥が涙を溢れさせて、苦しみの喘ぎが過呼吸気味の息に乗った。舌を噛み切ろうと決意し、だが今までこうして生きてしまっ ているのは、それもまた提督の庇護の為である。 あの時、泣きじゃくる声に目を覚ました提督は、まるで病人を献身的に介抱するが如く彼女の頭を撫でたのだった。絶対的な安心と 赦しとを与えられた彼女は、同時に甘えという惰弱を受け入れてしまい、結果的には死ぬに死ねなくなってしまったのだった。より彼 に近づきたいと、より優しくされたいという欲求が胸に甘美の灯を燈した。頭を撫でた彼の筋張った指が名残惜しく思え、そうして気 が付けば獣性と矜持のせめぎ合いに心をやつす日々である。 まだ一ト月前に比べればましだと、浜風は短く溜め息を吐くと意を決してドアノブを回したのだった。午後の日に暖められた空気が、 開いた隙間から溢れた。 提督は所在なさげに執務机に座っていた。彼女の姿を認めるや、 「お土産あるんだけど、食べない?」 手元の紙袋を掲げながらそう言った。 「お土産、ですか?」 「すかのわって知らない? 焼きドーナツなんだけど」 「いえ……」 彼は袋を開けると、中から半透明の長箱を取り出した。こげ茶色の、しっとりとした輪っかが五個ほど連なり、その一つ一つがきち んと小袋に入れられているようだ。 おおよそ、彼がこのまま無かった事にしようとしている事を浜風とて察知していた。それに従うのが得策だしお互いに楽だと分かっ ていながら、だが礼儀という枷を人より重く感じる彼女である。箱を縛る紐を解こうとしている提督を見、果たして恥を忍ぶ事はできなかった。 「あの、提督」 「ん?」 「すみませんでした」 枕詞が、不在の隙にあなたの蒲団を使って自慰をしてしまって、であった。彼からは何も責められていないのに勝手に自身で恥辱を 向い入れ、それがまた惨めに思われた。視界に映る床のカーペットが俄かに霞み、歪んだ。 下げた頭にふわりと手が置かれた。 「はい、これ」 同時に、取り出された焼きドーナツが目の前に差し出される。 あくまで親切を押し通すという態度に、彼女はかっと頬が熱くなるのを感じた。彼からの優しさを感じるたびに何時も自殺衝動に襲 われて、今回も例に漏れず舌を噛み切りたくてならなかった。いっそからかわれた方が気楽であるのに、残酷にも無かった事にされる から罪を清算する機会も失われたのである。 顔を上げ、差し出されたドーナツを受け取る。陰鬱な心緒が負に跳ねたのは、まさにその瞬間であった。 微かではあった。しかし間違えようも無く、彼の服には乳香が、忌まわしい娼婦の香がこびり付いていたのだった。罪悪感に打ちひし がれた心を一瞬にして暗いものが侵蝕する。爆発的な勢いで文句や罵倒が頭を過ぎ去り、怒りが無限に増長しようと胸の底から溢れ出 す。感情のまま口が開こうとした瞬間、だがそれらの激情は萎むのも一瞬であった。 「もう来ないよって挨拶しに行っただけ。何もしていない」 全てを察したらしい提督は、呆れたような笑みを浮かべてそう言ったのだった。怒りに取って代わったのは、気恥ずかしさと例の舌 を噛み切りたい衝動で、しかも悪気の無い彼は更に追い討ちをかけた。 「君は色々とむつかしく考えすぎ」 浜風は羞恥にとうとう顔を上げる事もできず、ただドーナツを口にするだけになった。肩を震わせているらしい提督の様子が何とな く空気に伝わってくると、やっぱりもう死ぬしかないと慙愧の念一色に囚われた。そんな状態では味に意識が向かうわけも無く、彼の おいしいかという問いかけにもただ本心の篭らない頷きを返すだけである。彼女はしばらく、口を開く事さえできなくなった。 3 クレーンの航空誘導灯が、闇夜に埋まった廊下を紅く俄かに彩った。丑三つ時、死んだように眠る鎮守府に息を潜めて歩く浜風は、 薄い青のパジャマを纏い執務室へと向かっていた。 上気している頬が、彼女の目的を黙して語る。昼に生殺しを喰らった彼女は、未だその欲求の発散をできていなかったのだ。触れな いという枷を自身で嵌めてしまった為に、よほど刺激が足りなさ過ぎて満足を得ることなど到底不可能であった。自身の蒲団を使うに は虚しさの寂寞に耐えられず、思い起こされるのは彼の臥房の匂いであった。 思い起こせば、そもそもこの一ヶ月の間に満足を覚えた事など一度も無かった。身体がオルガスムを迎えた事なら幾度かもありはし たが、それが精神的満足に直結するかといえば当然否である。寧ろ、罪悪感と寂寥感とをない交ぜにした感情は、より一層の飢えを現 出させたのだった。 浜風はのぼせた様な心地のまま、とうとう執務室の前にまで辿り着いた。物音絶無の廊下に木戸の軋む音がやたらに響き、それは唯 でさえ高まっていた彼女の心拍をより一層激しくさせた。 灯りの消えた夜の執務室は、しかし大きな窓に月光が吸い込まれ割合明るくなっていた。彼の寝室にまで行く算段であった彼女はだが 戸を閉めてしまうと、足の動きを止めてしまった。この部屋が思っていた以上に見晴らしの良い為に、途端臆病風に吹かれたのだ。最 早このような時刻にこの場にいる時点で大して変態性に差もないのだが、人に見られた時のリスクというものに怯えが足元から湧き出 した。 しかし、帰るには腹底の熱が熱すぎた。逡巡の後、彼女の脳裏に閃いた妥協案は、いかにも生娘の辿り着いた純朴の倒錯である。 彼女は身を屈ませながら部屋の隅まで移動すると、ラックに掛かった提督の帽子を手に取ったのだった。愛おしそうに両手で胸に抱 え、それからおずおずと鼻へ近づける。薫香の吸気肺に満ち、ぼやける思考が更に酔った。匂いをひたすらに嗅ぎ続けながら、一方足は 導かれるようにして執務机に向かう。ちょうど腰丈の角へ到達すると、浜風は跨るようにして陰唇をそこへと押し当てた。 下着と厚いパジャマのアクリル生地越しに、堅く冷ややかなそれを感じた。無意識の内に呼吸が荒くなり、彼の帽子がマスクみたいに 覆っているから音がやたら大きくなった。さながら犬の息づかいと、時折鳥の鳴いたような嬌声が混じり、それは静寂の部屋に木霊す る。腰を振る自身の姿を客観視して自己嫌悪が胸を刺すように痛ませても、興奮は一向冷め遣らない。自分の意思とは関係なく、求め る快楽のままに身体が動く。その内に一番外のパジャマにさえ、しっとりとしたものが染み込みだしたらしかった。 ギシギシと机の軋む音が焦燥を煽った。自身の部屋でしていたよりも数段烈しい刺激に、だが彼女は背反の心持である。即ち、これを 延々続けたいという悦への欲望と、誰かに気が付かれる前に終わらせたいという理性であった。どちらがより強いかは、自明である。 五分は経った後であろうか。もう少しで絶頂する段になって、彼女はつと動きを止めた。大きくなった気が、このまま終わらせた後に 残る思い置きを想起させたのだ。恐らくは熟睡しているであろう提督をたった扉一枚に隔てておいて、まったく関せずに終わるのは些 か勿体無いように思われた。 性の興奮が、彼女の箍を外していた。それは外面の彼女が見たならば目を覆うであろう乱れの自身であった。引き止める理性は余り に弱く、ただただ興奮だけに体を委ねる。浜風はつい昼に訪れた背徳の部屋、その扉に手を掛けたのだった。 寝室の廊下に足を踏み入れた途端、心臓の鼓動がより一段と大きくなったようだった。マラソンの後のような息苦しさが、胸をひた すらに締め付けた。忍び足に歩を進めてゆくと、とうとう視界には彼の寝姿が、蓑虫のような蒲団の膨らみが映り込んだ。 興奮に荒らげられた息を飲み込むように抑えながら、彼女は蒲団のすぐ横にぺたんと腰を下ろした。提督は、まるで彼女のこれから の痴態を見るかのように横向きに眠っていた。当然、起きそうも無いことは分かっていたが、もし目を開けてしまったなら言い逃れはでき ない訳で、そういった後の無さに羞恥がより一層煽られた。 彼女はおずおずと顔を毛布へと近づけた。半ばうずくまる様な格好のまま彼の直接の匂いを嗅ぎ、果たして今までの禁止を尊守する 理性は微塵も残ってはいなかった。体の一番熱い所へ、とうとう独りでに手が動いた。まともな思考回路は焼き切れて、今彼女を動か すのは情欲の獣性だけである。 か細い指がそこへと到達する瞬間、期待の刺激が今まさに背筋を突き抜けようとして、だが微かな気配の揺らぎがぴたりと動きを静 止させた。 受け入れがたい現実であった。彼女は伏せた顔を上げようとしたが、恐怖が万力のように重く圧し掛かっていた。それでも、恐る恐 るに前を見れば、憂懼の予想は的中していたのだった。 怪訝に眇められた彼の眼が、じっとこちらを見据えていた。 恐怖の色が、情欲をさっと塗りつぶしたようだった。一回目の時と違い今度は焦燥の元、否定の言葉が口へと昇った。 「ち、違うんです。これ、は……」 掠れた声音の漏れると同時、意識せぬままに涙が溢れ出してきた。それは情けなさと羞恥の自己嫌悪だった。例の、死にたくなる願 望が胸の中を駆け巡り、咄嗟に窓の方へ視線を向けてしまうほどそれは強烈なものであった。 言葉は続かなかった。事実として、己の欲に促されるまま行為をしようとしていただけである。濡れた下着の冷たさを感じると自身 が醜い獣に思えて、ただただ胸の痛みが辛かった。つい半日前に同じ失敗をしておきながら反省もせずに情欲に呑まれた事が、恥ずか しくてならない。 提督がむくりと起き上がった。それを見、浜風は反射的に立ち上がる。居た堪れなくなった彼女は言葉も無く逃げ出そうと踵を返し、 しかしぐいと引っ張られた手によって盛大にバランスを崩したのだった。 最初、天地が大仰に揺れたために、彼女は自身の体勢を理解する事ができなかった。背中に感じる体温が厭に熱く流れ込んできて、 それが意識されてからようやく、どうやら提督の足元に倒れこんだらしいことを察知した。しかも彼の息づかいがすぐ耳元に聞こえ、筋 張った手がウエストの辺りへ置かれていたから、半ば抱きすくめられているような状態らしく、暗い部屋の中でも分かるほどに頬が紅 へと染まっていった。 「あの……提督?」 五月蝿くなった鼓動が気恥ずかしく、彼女はそれが悟られないように体を離そうとした。だが、ただ置かれているだけだと思われてい た彼の右腕が実はそれなりにかっちりと力の篭っていたために、肩甲骨辺りを触れないようにするのに精一杯で、背筋の中ほどには容 赦なく体の温かみが広がった。 手を掴んでいた左手が蛇のようにするりと動いた。首元、一番上まできっちりと留められたボタンに人差し指が掛かると、一秒もか からずに外される。魔法じみた手付きに感心や納得を覚えた浜風は、だが遅れてようやく事態を飲み込むと反射的にその腕を取ったの だった。 「提督、あの……駄目です! こんなこと……」 制止の言葉に、だが彼が従うわけも無く、腰を固定していた右腕がつとわき腹を撫で上げた。跳ねるように前屈みになった彼女はそ の拍子に手を離してしまい、そして二つ目のボタンも他愛なく外されてしまったのだった。 浜風は露出した鎖骨や胸元を隠そうと、屈んだまま開いた服の端同士を掴んだ。睨みつけるために振り返ろうとした瞬間、だが提督 が密着するように体を近づけたから、首を動かせなくなった。そうして握りこんだ掌には彼の右手が重なって、指の股へそれぞれの指 先が掘るようにして進入した。こそばゆさに耐え切れず握力が溶け出すように消え去って、だが手への愛撫は止まらない。腕の力が無く なったのを確認するかの如く、提督は彼女の指や掌の窪みや手首にまで執拗に指を這わせ、とうとう死んだ蝉が木から落ちるように手が 襟元から剥離すると、すかさず空いていた左手が胸元の露出を高めていった。 上から四段のボタンが解かれた。最早下着以外に二つの丘を隠すものは無く、冷えた部屋の空気に触れて彼女は羞しさの極地にある。 「……もう、許してください」 捨て犬の鳴いたような懇願が、だが無慈悲にも無視をされ、フロントホックの金具をなぞった人差し指が片側の生地を押さえつけた。 器用にも中指と親指で金具そのものを摘み上げると、提督は上へと力が掛かるように手首を回した。縛る圧の消え去ったのを、浜風は 絶望的な心境で感じていた。 解くものを全て解きおえた左手は、腰骨の凸に乗せられた。右腕の人差し指が鎖骨の繋がる肩口の出っ張りをなぞり、そこから段々 と下へと降りる。徐々に徐々に柔らかみの増してゆく身体に、指が沈み込んでいく。とうとう圧される谷間に指の筋全部が消え去って、 手首の辺りが桜色の頂を擦ると、彼女は競り上がる声を我慢する事ができなかった。死にたくなるほどの羞恥に、だがそれも彼からの 愛撫の為と思うと熱は胸底に甘く溶け出す。表に立ち始めた情欲が、抵抗をぱたりとやめさせた。 表面を撫でるだけだった彼の手は、次第に激しさを増していった。指の間に尖った先端が摘み上げられ、掌は零れ落ちんばかりの膨 らみを押した。乳房は彼の動きに従順に蠢き、むず痒い熱が腹に蓄積されるようだった。 左手が下の隙間に侵入して、危機感のようなものは煽られど、それ以上の期待が抵抗をさせなかった。彼の指は遠慮も無くぬめる割 れ目の上端に辿り着き、焦れた直接の刺激は彼女の背中を大仰に跳ねさせた。 余りの背徳に、彼女の頭は沸騰しそうになった。自身の欲望の本懐に提督の手が掛かり、改めて状況の異常さに気が付いたような心地 だった。自身は艦娘であり、彼は提督であり、そして当然今のこれは許されぜる事でありと、一つ一つ確認する度息がきりきりと詰まって ゆく。 窒息しそうなほどに肺が絞られ、しかし彼は容赦も無く淫裂を的確になぞっていた。気を遣っているのか、決して淫靡の穴へは一寸 たりとも進入をせず、ただ塗れそぼる表面を愛撫するだけであった。 快楽の合理に寸分違わぬ、最早機械的とさえ形容できる動きである。ミキサーにかけられた様な思考の中、浜風は限界が近いのを他 人事のように察知した。 体中のあらゆる筋が突っ張って、それはもう痛いとさえ言えるものだった。息が止まり何秒も硬直があった後、がくがくと体の部分 部分が手折れだす。とてつもない疲労感が脱力の極みへと身体を誘い、浜風は提督の胸へと寄りかかった。 犬のように荒い呼吸が、僅かにではあるが時の経つにつれ落ち着いてゆく。提督は抜け出すように体を回し、浜風を自身の蒲団へと 寝そべらせた。 ぼぅと天井を見上げ、胸や腹のこそばゆさを感じる。視線を動かす事さえ億劫になった彼女は、だがどうやら彼が服の乱れを整えて いるらしい事を知った。 「……最後まで、しないんですか?」 うわ言のようにそう聞くと、 「しちゃったらそれこそ問題だよ。……満足した? おやすみ」 提督は彼女の額に手をかざし、前髪を梳くように撫でた。寝ては駄目だと心のどこかが叫んだが、倦怠が瞼を閉ざしてゆく。充足と 飢えとを抱えたままに、意識がふわりと溶け消えた。 寝息を立て始めたのを確認してから、提督はおもむろに立ち上がった。二日酔いみたいに、壁に手をつけながらふらふらと廊下を進 み、執務室への戸をくぐる。開かれた戸の隙間が今度は完全に閉ざされたのを見て、それから彼は盛大に宙に向けて溜め息をついた。 彼女の恋慕を意識して、恐怖と呆れに心が荒ぶ。執務机の椅子に腰掛けると、どっと冷や汗が湧き出して、雫が額に浮き出る感触が 気持ち悪くてならなかった。 彼は倫理であるとか、そういった高尚な理由のために手を出さなかったのではなかった。純情を捧げられるという事への厭悪から、元々 行為を終わらせたくて仕様がなかったのだ。情欲に瞳を揺らがせた彼女の姿は、提督にとっては恐怖の対象でしかなく、しかし保身のための優しさがそれを伝える事をしなかった。 昔から同じ過ちを繰り返し続ける、愚かで矮小な性質である。 その場しのぎの愛撫であった。彼は関係の保持を求めながら、一方で欲求を受け止めはしないのだ。処女は童貞へ純潔を捧げなけれ ばならないと、過去の経験がそう信仰させた。卑下による気遣いではない。保身のための弁解だった。 「なんで僕を好きになった……」 薄明かりの月光に独り言つ。泣き出したいような心緒が、波紋のように微か揺れる。 今回の事で彼女は誤解し、そして何時かの破裂が確定的になった。暫くは平穏になるだろうが、溜まり続ける不審はきっと本質を見 抜かせるはずである。好意から褥に就かせたのではなく、逃避として我慢をしていたのだと。その時、彼の臆病で愚劣な性根が間違え なく彼女に傷を残す。憂鬱がひたすらに延伸し、心をすっぽりと覆ったようだった。 彼は執務机、中段の引き出しに手をかけた。顕れた中身のずっと奥、書類に隠されるように銀と紙の小箱がある。逃避の逃避だと自嘲 しながら、彼はその二つの箱を取り出した。 十重二十重と皺のついた紙箱から一本の巻きタバコを口に咥え、銀箱は上部を展開すると、フロントホイールに指を宛がう。甘い陰 気な煙が立ち上り、彼はつくづく悲しくなった。
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「決まりましたか」 「うん。ラストは加古でいいや。暫く出してやってないし、たまにはブッ飛ばされたほうが気合い入るだろ」 軽く笑いながら明日の演習の行程表を渡してきた提督に、秘書艦である神通は困ったような微笑を浮かべた。 「本当に。…お強くなられて」 「うん?」 神通の小さなつぶやきに、提督が顔を上げた。小動物のような、それでいて独特の真剣さを持つ彼女の瞳を、問うように眺める。 「覚えておられますか?ここへ着任されて、最初の演習。貴方は」 「あぁ。あれは忘れるはずないよ」 失敗すれば恥をかく、判断を誤れば誰かが傷つく。 初演習の指揮を嫌がって逃げた新米提督に、平手打ちの一発で目を覚まさせたのは、彼女だった。 「第一印象も、普段の態度からも、正直、君はもっと弱い人だと思ってた。だから」 あれは効いた、と大げさに頬を抑えて若い提督は言った。 「…弱いですよ。私は」 細身の眉をひそめたまま、軽く頬を染めて、呟くように神通は応えた。 その特殊な家柄から積まされる経験のひとつに過ぎない、学卒直後の若造の、実戦も無しの三ヶ月。 …のはずだった『お飾り提督』期間は本人の強い希望により延長に延長を重ね、ついに一年を超えた。 まだまだ未熟さも目立つが有能な秘書艦のサポートもあり、実戦も経験、上も認める成果は着実に積み重ねられている。 既に互いを信頼する絆は、成熟の域に達しているという自負が彼にも彼女にもあった。 *** 「…神通。ちょっと…良いかな」 ふと執務の手を止めた提督の、熱のこもった視線が、神通を捉える。 二人きりの時間をここ執務室で、彼の私室で、そして――ベッドの上でまでも多くを過ごした今は、彼の心の灯はすぐに察せされる。 言われるままに近寄った彼女の唇を、立ち上がった提督は瞬時に奪い。 その余韻の醒めないうちに、耳元で何事かを囁いた。 神通の端正な顔が、みるみる紅潮する。 「…今から、ですか…」 「…いつでも君は、僕のやる気を引き出してくれる」 上手いことを言った御積りですか、と赤くなったまま再び呆れ顔を見せる彼女に、再度の口づけ。絡める舌に、神通の表情が蕩ける。 「君の困り顔は、本当に好きなんだ。なんていうか…我慢出来なくなる」 それ、褒めたつもりですか、と言いながら神通は、導かれるままに愛しい彼の分身に衣服の上から柔らかな唇を当てた。 底知れぬ熱さと、屹立の萌芽が、布地の奥に感じられた。 *** 「ん…」 夕日の差し込む、黄昏時の執務室。 立ったままで白い制服の裂け目から突出したそれの裏筋を、先端を、神通は床に座り込み、柔らかな舌で丹念に舐め上げる。 「もう…こんなに……」 上目遣いに提督の表情を確認しつつ、愛おしげに両手の指先で撫で、形の良い唇がその先端を微かな水音を立てながら吸う。手のひらの感触が、熱い吐息が、性器全体を包み込む。 これまで教えられた通りに手と口とで一心に奉仕し、ときおり逆の手で美しい黒髪を掻きあげる様にすら、提督の牡淫は激しく昂ぶらされる。 綺麗な人だ、と場違いな感想を提督は持った。 「…っ」 やがて。堪え切れない快感の堰が、彼の芯を震わせ―― 「神通…もう………ッ!」 「……!」 座して奉仕する女の頭を抑え、柔らかく熱いその唇中に無意識に自身のそれを深く深く突き込んだ瞬間、堪えられない快楽がどくどくと、大量に解き放たれた。 こくり、と従順な白い喉が鳴った。 「………立てるかい。…急にごめん、なんだか最近は、また我侭ばかり言ってるかもね」 「いいえ、提督のお役に立てたのなら…」 放心したように立ち上がった神通に、で、君のほうはどうなんだい、と提督が問う。 「……………身体が、……火照ってきてしまいました…」 そう。その顔が、堪らないんだ。 にやりと笑いながら提督は彼女をひょいと抱え上げると、あわあわと混乱する彼女の声を無視し、夜戦に突入すべく共に私室の扉の奥へと消えた。 *** 「そこ!転進が遅い!沈みたいんですかッ!?」 改二の艤装に身を包んだ彼女が、駆逐艦を指揮する声が窓の外から聞こえる。 『華の二水戦』と呼ばれた精鋭集団のリーダーの姿が、眼下にあった。 「突撃します!私に続いて!」 ひた走る彼女の後を、ふらふらと駆逐艦達が続く。 …鬼教官。 呟いて、苦笑する。 強くなろう。僕も、君も、鎮守府も。もっと、もっと。そして―― 「さぁ、砲雷撃戦…開始します!」 もう二度と平手は喰らわないように注意しないとな、と頬を撫でながら提督は再び心に誓った。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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252 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 07 46 01 ID x.TvXGOA 鹿島さんの最初のお仕事は士官学校入学者の身体検査の立会い係です。 253 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 12 03 14 ID kdKOyiZ6 252 香取と一緒に逸物の検査をし、提督候補生のケツに甲乙丙丁と検査結果を書くおしごと 254 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 12 14 05 ID seuJq./g 精液の多少や連射力についても検査する必要があるんですね分かります 256 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 23 57 24 ID x.TvXGOA いきなり女性の前で、全裸に剥かれてあわあわする提督候補生、いきなり異性の裸体を見せつけられてあわあわする鹿島。そして、提督候補生を全裸に剥き、無情にも鹿島に身体各部の測定を命じる香取。 252からちょいと考えてみた。あと足りないのは自分の文才だけだ(涙目) 257 :名無しの紳士提督:2015/11/24(火) 00 25 15 ID 5OGhvaWk クライマックスはやっぱりM検かな。香取が候補生を後ろからガッチリとホールドして、鹿島が間近で男性器を見せつけられて涙目になるも、今度はそれを検査と称して握らされたり剥かされたりするのだ。鹿島は手袋をつけたままそれらを行おうとするが、無論香取がそんなことを許すはずがなく… 深夜のテンションで考えた。後悔はしていない。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/